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西川史子が解説する「医学部が女子を減点しないといけない理由」

netgeek 2018年8月10日
 

東京医科大学が女子受験者を一律に減点することで女性比率を下げていた不祥事について医療関係者が次々と大学を擁護し始めている。

医師の西川史子さんによる分かりやすい解説を紹介したい。

西川史子「(減点は)当たり前です。東京医科大学に限らないです。もう全部がそうです。だって上からとっていったら女性ばかりになっちゃうんですよ。女の子のほうが優秀だから」

要するに、もし医大が男女比を調整しないで平等に選別してしまうと次のような問題が起きるということだ。

・眼科医と皮膚科が急増する

・股関節脱臼の場合、女性には背負う力がなくて治療できない

・世の中から外科医が不足する

・外科医になってくれる男手が必要

・女性は妊娠してお腹が大きい状態では手術はできない

・医療の需給バランスが乱れる

こういった問題が起きないように医大は必要悪で男女比率を調整しているのだという。これは女性差別ではなく、現実的な問題に対応した結果といえるだろう。

事実、現場で働く医療関係者は異口同音に「女性の減点はある程度理解できる」とコメントする。

ただし東京医科大学は多浪生も減点していたのでこの点は追加の説明が必要。

番組では「募集する段階で男女比を明記しておくといいのでは?」という意見も出たが、西川史子さんは「受験時はどの科に行くかは分からない」とコメントし、やはりバランス調整は難しい問題だということを示唆した。

海外ではどうなっているのだろうか。制度としてどう設計するか、なかなか悩ましい。

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