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人間の労働効率が最大になる最適室温は21.75℃

netgeek 2018年8月1日
 

あなたの会社の冷房設定は何度になっているだろうか?室温と労働効率の関係について書かれた興味深い論文を紹介したい。

横軸が室温で縦軸がパフォーマンス。

暑い状態になると極端にパフォーマンスが低下するのは誰しもが経験から知っているだろう。この研究結果で注目すべきはパフォーマンスが最も高くなる室温だ。大体21℃~22℃のあたりがピークということが分かる。

日本では10月の昼間の気温ぐらい。Tシャツでは少し肌寒いというぐらいの感覚だろうか。natureの論文によると、女性は基礎代謝が低いので+3℃に調整するとベスト、つまり24.75℃が最も良いということになる。

またアメリカ人は日本人よりもエアコンを低めに設定する傾向があり、その理由は筋肉量の違い(代謝が活発)とのこと。

とりあえず日本ではエアコンの設定を22℃にして女性は厚着で調整するというのが全体の労働効率が最もよくなりそう。

以前、netgeekで25℃~28℃の4択でアンケートをとったところ、意外にも、最も低い25℃が最多投票となった。

ということはもっと低いほうが好ましいと考えている人もいるということだろう。このようなアンケートからも冷房はかなり低い設定がベストという裏付けがとれそうだ。企業はこういったデータを参考に室内温度を調整すれば業績を向上させられるかもしれない。

この他、室温と労働効率の関係については「室温が1℃あがると生産性が2%下がる」という研究結果も報告されていた。

今になって腹立たしく感じられるのはクールビズの28℃推奨だ。

政府の推奨通り28℃にしてみると明らかに暑く、なぜこの温度が推奨されているのか分からなかった。しかし今になって実は科学的根拠がなく、28℃推奨を撤回するという話になり始めたのだ。多くの企業が従ったあの設定は一体何だったのか。

冷房を22℃にすると電気代はかかるが、それ以上に仕事の生産性が上がれば正しい投資ということになる。一度、試してみるといいのではないだろうか。

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