土俵で倒れた舞鶴市長が退院 「助けてくれた女性に感謝している」
netgeek 2018年6月15日
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大相撲巡業の挨拶の際、土俵の上で倒れた京都府舞鶴市の多々見良三市長が14日に退院した。土俵の上に女性が上がったことについて相撲協会が反発したのに対し、多々見良三市長は感謝の気持ちを述べた。
当時、いち早く看護師の女性が救護措置をとり、他の複数の女性も駆けつけていた。
周囲には男性がたくさんいるものの、眺めているだけで何もしていない。手を動かしながら指示を出していたのは看護師の女性だった。
しかし「女性は土俵から下りてください」とおかしなアナウンスが流れる。世間からは大バッシングされた。
多々見良三市長はくも膜下出血で2ヶ月ほど入院していた。後遺症はなく、早ければ今月末に公務に復帰する予定。
実は助けてくれた看護師は昔の職場の仲間だったのだという。多々見良三市長の前職は医師で、舞鶴共済病院の病院長も務めた。
土俵に上がった女性に対しては少なからず「伝統を無視するな」と非難の声が聞かれたわけで、多々見良三市長がこうして感謝の気持ちを口にしたのは大きなことだ。多々見良三市長は女人禁制の問題について月末に話をするつもりだと言葉を残した。