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JASRACさん、カスラックと呼ばれていることを知っていた

netgeek 2017年12月5日
 

JASRACの大橋建三常務理事が取材に応じ、世間から嫌われていることについて反論のコメントを行った。

すごく直球な質問のぶつけ方。

▼まず記者が質問。「カスラック」と堂々と言ってしまう。

▼笑い始めた?

▼悔しいらしい。自分たちは正しいことをしているのに…という心境。

▼権利者のためにフェアに仕事をしていると主張。カスラックと言う人はJASRACのことを十分に理解していないだけ。

▼では音楽教室からも著作権料を徴収しようとしていることについてはどうなのか。

▼なぜかまた笑っている。権利者の利益になり、音楽文化が発展すると主張。

▼一方でJASRACと訴訟で戦う日下理事は音楽文化が衰退すると見解を述べる。

参考:【朗報】JASRACが訴えられることに。ヤマハ、河合楽器、島村楽器らがタッグを組んで訴訟団体を結成

裁判の争点になるのは、音楽教室で先生が生徒に対してお手本の演奏をするのが公衆向けの演奏にあたるかどうか。常識的に考えれば金目当てのJASRACが曲解して著作権料を巻き上げようとしているだけにしか思えない。

なにより宇多田ヒカルがタダで使ってほしいと意見を発したのが大きかった。

この後、宇多田ヒカルに続いて多数のアーティストがJASRACに反対する意思を表明したのだ。JASRACは権利者のためと説明するが、その権利者がタダでいいと言っている。これは裁判でも重要な判断材料となるだろう。

ただし著作権法に詳しい弁護士は裁判の行方について「五分五分」と話す。

裁判官が常識的な判断力をもっていることを期待するしかない。カスラックと言われてもなお自らの言行を改めないJASRAC。一般人がみんな間違っているという前提で半笑いで話す様子をみるに、今後もあくどい商売を続けていくのだろう。

あわせて読みたい→JASRACがやっていることを農業に例えてみた

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