JASRACがやっていることを農業に例えてみた
netgeek 2017年2月9日
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漫画で分かるJASRAC。これが金にがめつい団体の活動実態だ。
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出典:https://twitter.com/yakiunooniityan/status/829221051259301888
額に汗して働く農民からよく分からない論理で報酬を巻き上げ、その後、権利者に全てを渡すわけではなく一部を自分たちの懐に入れる。儲かる仕組みを確立したJASRACはその欲を膨張させ、次は子供向けの教室に目をつけた。
権利者に正当な報酬がいくようするというのはあるべき社会だとは思うが、子どもたちの音楽の練習からも著作権料を取ろうとしているJASRACは暴走しすぎている。著作権という言葉を盾にして間違ったことに手を染めているにもかかわらず、JASRACの理事や外部理事は自らの非を認めようとしない。
netgeek編集部ではJASRAC職員の年収を調べてみた。
33歳で年収734万円と立派な待遇。残業は少なく、非常に恵まれたホワイト企業だといえる。ちなみに色々なサイトで33歳の一般的な平均年収を調べたところ、おおよそ431万円という数字が出た。社会に素晴らしい商品を生み出さない、ただの徴収人であるJASRACがここまで高年収なのはおかしくないだろうか?
著作権料徴収を独占業務とし、ライバル企業が存在しないJASRACは本当に私腹を肥やしすぎている。おそらくもっと上級の役員や理事クラスになると驚くほどの待遇を受けているのだろう。
JASRACの入社動機。ちょっとした一文が恐ろしい文章のように思える。
先程の農業の例で言えば、畑があるところ全てが仕事のフィールドで、金を回収できるカモがいるということか。相手の損が自分の特になるJASRACの仕事、本当に今の日本社会に必要なのかどうか考え直したい。JASRACは文化破壊者に成り下がっている。
JASRACの存在について懐疑的な見方をしているのは消費者だけではない。アーティストたちも続々と内部事情の告発を始めている。
(1)作曲家、演出家などとして活動する大野裕之氏。JASRACに「何様なんだろうか…」と一言。
オリジナルでミュージカルを上演したらJASRACから連絡がきて、使用料を払えと。私が自分で作曲したのでJASRAC管理の曲は使っていませんと言うと、「自分で作曲したことを証明して書面で提出せよ」と。いったい何様なんだろうか・・・。
— 大野裕之/ono hiroyuki (@ono_hiroyuki) February 7, 2017
(2)小型金属弦アイリッシュ・ハープの演奏者、寺本圭佑氏。電話をガチャ切りされた体験談。
そういや昔ライブの後にJASRACから電話がかかってきて、著作権料払えって言ってきた。「ライブで弾いた曲はすべてアイルランドの伝統音楽で私がアレンジしたんですが、仮に私から著作権料をとって誰にそのお金を渡すんですか?」と言ったら電話を切られた。なんなんでしょうな。
— 寺本 圭佑(金属弦ハープ奏者、研究者) (@telynmoto) February 5, 2017
(3)雅楽の演奏、講師をしている岩佐堅志氏。担当者が無知で上から目線だった。
さっき日本音楽著作権協会から電話が掛かってきた。JASRACね。9月の西宮公演の著作権使用料を申告しろ、という内容でした。千年前の音楽には著作権はありませんよ、と教えてあげました。めちゃめちゃ上から目線の担当者は雅楽をがらくと読んでました。勉強しろよ。
— 岩佐堅志 (@sokohjo1) December 12, 2012
(4)元電通コピーライターのマエダショータ氏。JASRACの矛盾を指摘。
JASRACてホントに酷くてさ、電車の発車メロディ作った時も僕らは著作権者に確認取ってJASRACに使用料払うのに、そこから作曲者には払ってないんだ。理由は「一小節なら支払わない」。でも取る分は取るらしい。権利者を守るというよりも、自分らの懐を肥やす団体になり下がっていまいか。
— マエダショータ (@monthly_shota) February 3, 2017
権利者からも嫌われるJASRACに一体どんな存在意義があるというのか。種まきをしないで、畑を耕しもしないで、水もあげないで、ただ育った作物を収穫する者を泥棒という。舐めたマネをするな。子どもたちはキュウリじゃないぞ。
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