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「安倍総理がトランプ大統領に武器購入を押し付けられた」というのは事実無根。軍事ジャーナリストが指摘

netgeek 2017年11月8日
 

トランプ大統領の来日で注目が集まる中、安倍総理が大量の武器を押し売りされたという良からぬ噂が広まっている。

噂の発端になったのはトランプ大統領の発言。

トランプ大統領はアメリカの貿易赤字を解消するために兵器購入を日本に迫り、安倍総理は交渉に負けて要求を飲んでしまった…という経緯があったように見えた。表向きは防衛力を高めるという名目があるものの、なんだか日本が不必要な武器まで買わされたようで納得できない展開だ。

続けてトランプ大統領は7日、Twitterにてこんな投稿を行った。

「私の日本への訪問と安倍総理との友好が我々の偉大な国に多くの利益を生むだろう。膨大な軍事とエネルギーの注文が起きている」

やはりここでも自らの実績でアメリカの利益に貢献することができたと語っている。日本のマスコミは大いに騒ぎ立て、安倍総理が税金の無駄遣いをしているとバッシングした。

大量の兵器購入は果たして本当に必要だっただろうか?ネット上でもバッシングの嵐が巻き起こる。

・税金の無駄遣いとしか思えない

・ゴルフでそんなことを交渉していたのか

・安倍総理はトランプの飼い犬

・トランプのセールストークにまんまと乗せられた

・こういう無駄遣いしておいて消費税上げるな

以前海外で描かれた風刺画の通りだと安倍総理に対する批判の声が高まる。日本はアメリカの犬に成り下がり、いいように利用されているだけなのではないか。

だが、ここからどんでん返しが起きる。

軍事ジャーナリスト(フリー)の黒井文太郎氏は「武器購入は以前から決まっていた話で、トランプ大統領がパフォーマンスとして会見で発言しただけ」と説明を加えたのだ。

武器購入はもともと防衛のために必要で、決して押し売りされたわけではない。たまたまトランプ大統領の思惑と合致しただけでWin-Winの関係が保てている公平な取引だったのだ。この前提を踏まえて改めて安倍総理の発言を確認すると、あくまで防衛のために自発的に購入していると話していることが分かる。

北朝鮮がミサイル発射を連発し脅威が迫る中、防衛力を高めようとするのは当然のことだろう。トランプ大統領のスピーチはあくまで自国民に向けたリップ・サービスだったと捉えればいい。事実、Twitterの投稿は1万4千もリツイートされ、アメリカ人は大盛り上がりしていた。

政治家初経験のドナルド・トランプと経験豊富な安倍総理では交渉における実力は安倍総理のほうが上だと推察される。実際にトランプ大統領が「シンゾウは強い」と安倍総理の強さを認める発言をしているのでそれは間違いないのだろう。

総括すると武器購入は無駄遣いではなく平和維持のために必要な出費。「無理に売りつけられた」のではなく「自発的に購入した」と表現するのが正しい。

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