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小泉進次郎 VS 池上彰 勝ったのは意外なほうだった

netgeek 2017年10月24日
 

選挙の際にみられた小泉進次郎(36)と池上彰(67)の直接対決を3連続で紹介したい。

勝ったのは小泉進次郎。あの池上彰が攻撃を受けてあたふたしてしまう映像は必見。

(1)第一回戦。小泉進次郎の勝ち。

池上彰「自民党の中で安倍さんに批判的なことを誰も言えなくなってきてるんじゃないですか?」

まるで安倍総理が独裁者だと言わんばかりに自民党を批判する池上彰。小泉進次郎はこの先制パンチをうまくカウンター攻撃に変える。

小泉進次郎「私言ってるけど中々報じてもらえないんですよ」

池上彰「あふっ…ふふぅ(苦笑)」

小泉進次郎「新聞の軽減税率を反対だってこともなかなかテレビじゃ報じてくれないんですよ?」

攻撃されていたはずの小泉進次郎がいつの間にかジャーナリストの池上彰を攻撃する立場に。

池上彰「あっ、あの…」

小泉進次郎「新聞なんかほとんど書かないですよ?」

池上彰「これは、後で、あの…、ちゃんと、ほっあの、報じますから。えぇ番組の後しばらくお待ち頂ければ…」

小泉進次郎「お願いします(微笑み)」

池上彰「はい…」

話し方と表情に注目すれば小泉進次郎が終始落ち着いているのに対し、池上彰がひどく動揺しているのが分かる。事前に用意しておいた質問を投げかけたら思わぬカウンターパンチを食らって狼狽してしまったのだ。

「番組の後に報じる」というのは何のことだろう。その場しのぎで適当に約束してしまったようにしか思えない。

(2)第二回戦。小泉進次郎の勝ち。

小泉進次郎「消費税が10%に上がるときの軽減税率。この問題、僕はおかしいと思っているんです。特に新聞が軽減税率の対象というのは、増税を訴えている新聞が軽減されるって筋が通っていないですよね。他の業界で軽減税率が適用されるのは食品を除けば新聞だけですよ。おかしいと思います。これはね、ずっと訴えていきたいと思います」

池上彰「新聞社を敵に回しますね…」

メディア側の人間である池上彰はちょっと気まずそう。メディアから金を貰っている飼い犬の池上彰がまさかここで小泉進次郎に同調するわけにもいかず、当たり障りのないコメントを返す。

小泉進次郎「これで敵に回すとしたら新聞社のジャーナリズムってそんなもんなんだなって思いますね」

池上彰「う~ん…」

小泉進次郎「だって池上さんも新聞に色々書いてますけど、新聞の主張を国民の皆さんに伝えるうえで、筋が通っているかどうかってすごく大事じゃないですか」

池上彰「そりゃそうですね」

小泉進次郎「国民の7、8割が新聞読んでてこれは食べるものと同じぐらい日々欠かせないものだから、これが増税されたら困るっていう声があるならわかります」

池上彰「新聞社はそういう主張をしています(小声)」

小泉進次郎「逆じゃないですか!」

池上彰「う~ん」

小泉進次郎「事実は!」

池上彰「事実はね」

小泉進次郎「どんどん新聞読まなくなっている。そういったこと考えたらね、僕はおかしいと思う。テレ東さん的には日経新聞に気を使うのかもしれないけどハハハハ(笑)」

池上彰「いや全然そんなことないですから(苦笑いで目をそらす)」

正論を吐く流れで池上彰も矛盾したメディアの一員だということを指摘する小泉進次郎。池上彰は防戦一方で非常に気まずい思いをするのであった。小泉進次郎が一貫して声を張って話しているのに、池上彰の声がやけに小さい点に注目してほしい。いざ攻撃されると小物感が凄い。

(3)第三回戦。小泉進次郎の勝ち。

小泉進次郎「でも(池上彰のもとに)政治家の誘い相当あるでしょ?」

池上彰「いやぁ~(笑)まぁ、ないとは言いませんけど。はい。そこは分をわきまえていますから」

小泉進次郎「ジャーナリズムの世界と政治の世界って僕は本当に問うべき問題がいっぱいあると思うんですよ。報じてもらいたいことをなかなか報じてもらえないのは政治の世界では仕方のないことかもしれないけど、どうやったら伝えられるのか。それと誰もがテレビを見ているわけじゃないですから。ネットで確認をしている若い人たちもいっぱいいるし、新聞を読んでいる人も少なくなっているし。その中でどうやったら届けられるのだろうかと。トランプ大統領がTwitterをやったり、自分でリアルニュースをやったり、色々考えさせられますね」

池上彰「そりゃまた報道も報道で、政治家が直接伝える中で、報道が何をやるべきなのか問われているわけで」

小泉進次郎「そうですね」

池上彰「ここはやはり政治家とジャーナリズムの健全な対立構造があってこそ民主主義が維持されるんだと」

小泉進次郎「その通り。いい緊張関係がないといけませんね(ニコリ)」

小泉進次郎は政治家としてメディアから批判される中で、一方でメディアのジャーナリズムにも同様の問題があると指摘した。ジャーナリストの池上彰を目の前にしてあえてこの発言をしているのだ。当たり障りのない一般論を返す池上彰に、小泉進次郎は互いの間に緊張関係が必要なのだと言って一線を保とうとする。まるで「てめーのような偏向報道野郎と仲良くなって馴れ合いをするつもりはない」と突き放しているかのようだ。

池上彰は攻撃力こそ高いものの防御力は低いことが分かった。

普段は蚊帳の外から文句を言うだけなので、いざ攻撃されたときにうまく切り返すことができないのだ。言うとやるとでは大違い。典型的な実行力のない批評家という感じだ。

初戦で強烈なカウンターパンチを食らった池上彰はそれ以降、すっかり戦意を失ってしまい、小さな声でひたすら話をあわせるにとどまった。

ということで、小泉進次郎(36) VS 池上彰(67)の対決は小泉進次郎が3連勝。池上彰がここまでボコボコにされるのは初めて見た。これは物凄い歴史的快挙だ。

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