佐川急便「荷物をボコボコにしたのは弊社の社員でしたぁ!そのまま配達しました(小声)」
netgeek 2016年12月27日
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前回の記事:【炎上】狂犬と化した佐川急便が荷物をボコボコにする映像
佐川急便にはすでに複数のメディアが事実確認を行い、事実関係を明らかにしている。
内容を集約して端的にまとめると以下の通り。
・荷台に乗せて荷物を持っていったのに配達先が不在だった
・問題の社員は「イライラしていたので感情的にやってしまった」と話している
・ボコボコにした荷物はそのまま配達した
・今のところクレームは来ていない
・佐川急便としては劣悪な労働環境が今回の事件を引き起こしたとは考えていない
・今後は教育に力を入れ、再発防止策に努めると表明
動画はその後230万再生を突破し、YouTubeでも再生数ランキングに入るほどにまで閲覧された。
従来はマスコミしか撮れなかった映像がスマホの普及で誰でも撮れるようになった。国民1億がマスメディア化したことを実感させる良い事例と言えよう。
恐ろしいのはこれが氷山の一角かもしれないということだ。佐川急便の荷物の取り扱い方については以前から乱暴で顧客から預かったものなのに大事に扱っていないと度々指摘されていた。果たして本当に社員教育に力を入れるだけで改善が図れるのだろうか?
ネット上の世論としては、「配達員をここまで精神的に追い詰める労働環境に問題がある」という見方を示す人が多い。改善策としては配達員にしわ寄せがいく過剰サービスを止め、「例えば時間指定後の再配達には追加料金がかかるという仕組みを整えてはどうか?」という案も飛び出た。
佐川急便は近年、「佐川男子」というプロモーションを仕掛け、配達員にイケメンで好青年なイメージを植え付けようとしていた。
多少なりともいい影響があったのは間違いないだろう。ただ、当然ながら実際はイケメン配達員ばかりではないのが実情。サービスの本質から離れたところで虚像のイメージを売り込んでもそれはいつか崩壊するだけだ。
佐川急便は自社HPにて今回の騒動について一切言及していない。せめて事実の説明と謝罪文ぐらい載せてもよさそうなものだが…。
配達員がいくらイケメンでも荷物をボコボコにする人は遠慮したい。
上海ハニーなんて踊っている場合ではない。クロネコヤマトでお馴染みのヤマト運輸に負けないよう改善に向けて頑張って欲しい。
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