前例のない生前退位を試みる「天皇陛下のお気持ち」を関西版に訳したバージョンが分かりやすいと話題に
netgeek 2016年8月9日
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生前退位の意向を示された天皇陛下が現在の気持ちとしてビデオメッセージを公開した。多くの人が注目しているものの、全文は思ったよりも長く、「要約が欲しい」「端的に知りたい」という声がちらほらと聞かれる。
そんなニーズを受け取ってか、天皇陛下のお言葉を分かりやすく平易な関西版に翻訳したバージョンが爆発的にシェアされている。
もちろん中には「天皇陛下のお言葉はそのまま聞くのが礼儀」という指摘もあったが、メッセージは広く伝わることこそが大事だという考えで以下の関西版バージョンのテキストを紹介する。こちらはTwitterユーザーの「あぶ@abu_jp」さんがつくって3万以上もシェアされているものだ。
1.わしも80なるしな、カラダもキッツイねん。
2.ワシは日本のためにどないしたらええの?
3.天皇が年取ったら仕事できる幅も狭くなる。代役が必要や。
4.ワシが代役なしで急にヤバなってみんなに迷惑かけたくない。だから生前退位したいねん。
※正確なものはNHKの「天皇陛下のお気持ち(全文)」をご覧あれ。
天皇陛下は前例のない生前退位について国民の理解を得るために自身が置かれている状況と今後起こりえることを俯瞰し、その対策として新たな制度を設けることこそが必要と主張している。日本政府は世論をしっかりと受け止めたうえで今後の動きを決めるものと思われる。
▼netgeekでアンケートをとったところ、生前退位を認めることに賛成する人が圧倒的多数派だった。
天皇陛下が生前退位できるように憲法改正をするのは…
— netgeek (@netgeek_0915) August 8, 2016
時代は変わり、それに合わせて最適な国のあり方も変わっていくということだろう。関西版バージョンの翻訳メッセージは非常に分かりやすいと評判で、普段は皇室や政治に無関心な若い層も多くのコメントを寄せていた。
とにかく分かりやすいことは重要だ。最後に今の一部の若者を代表するかのようなツイートを2つ紹介しておく。
次の年号は何になるのだろうか…。日本は今、大きく変わろうとしている。
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