五輪エンブレムを美大の教授が分析した結果、隠された美学が明らかに!!
netgeek 2016年4月27日
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野老朝雄氏がデザインした「組市松紋」の五輪エンブレムに隠されたこだわりが解明された。複雑な形は一定の法則に則ってデザインされたということが分かった。
4/26、武蔵野美術大学の学生は、教授がデザインの過程を解明したと画像をアップした。
▼一見大きな円に見えるのは実は24角形で、角から小さな12角形がつくられている。それを基に藍色の四角をつくっていった。
▼この緻密さは解明するのに時間がかかりそう。
▼12角形をどんどん積み上げて形をつくっていく。
▼こうして完成したのがこの組市松紋。ランダムにつくられたわけではなかったのだ。
また、オリンピック版もパラリンピック版も円の大きさが同じになっている。
四角い板の枚数も同じ。シンプルな形とはいえ、かなりのこだわりをもってデザインされたことが分かる。主に建築デザインの仕事をしている野老朝雄氏は根を詰めて緻密に考えるタイプなのだろう。
続き。枚数だけでなくパーツまで完全に同じだった。検証GIFをご覧あれ。
枚数が同じどころじゃなかった。パーツごとの角度も変えないままオリンピックからパラリンピックにできる pic.twitter.com/TIv4IruvM8
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) April 26, 2016
野老朝雄氏については佐野研二郎氏と違い、あまりメディア露出が多くなく、デザインの背景にあるストーリーなどについてはまだ全然語られていない。江戸時代のチェッカーデザイン、藍色をどうして2020年のオリンピックに関連付けようとしたのか。これだけ丁寧な仕事をする人なのでデザイン哲学もしっかり考え抜いているに違いない。早くご本人から詳しい解説を聞いてみたいものだ。
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