火事から助け出された子猫、くっついて離れなくなった
netgeek 2020年3月8日
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あと数分遅れたら危ないところだったかもしれない。
生後5週間の子猫はウォルデン動物病院に運ばれ、肉球と背中、頭を火傷していると診断された。獣医はチームを作って患部の治療と痛みを押さえることに専念した。
すすを取ってバンテージを巻く。とりあえず応急処置は済んだ。
考えられないほどの試練にもかかわらず、子猫は助けられたことを感謝しておりスタッフに寄り添った。ドビーと名付けられたこの子猫は幸いにも足にバンテージが巻かれていることを気にせず治療に専念した。
他方でマニトウリン島に住むロブ・マグワイア君はソーシャルメディアでドビーのことを知り、わざわざ動物病院を訪れた。
「写真を見ると痛みを堪えている様子が写っていました。直接会った日に衝撃を受けました」
ドビーはバンテージでぐるぐる巻きだったが、遊びたがっていた。ロブ君が帰ろうとするとくっついて離れなくなった。
「しがみつこうとしており、離れたくない気持ちは一緒でした」
その後、家に帰ってからもドビーのことが気になり、ソーシャルメディアで写真を見続けた。
ドビーは足の指をいくつか失いつつも、精神面は元気らしく、バンテージが取れてからは部屋にあるおもちゃで遊び始めた。
結局、里親にはロブ・マグワイア君が名乗りを上げた。動物病院を退院して永遠の家に向かうドビーはわくわくしているようだった。
他に飼っている3匹の猫、スウィフ、オリオン、ノリスルは嬉しいことに前向きにドビーを受け入れてくれた。
特にノリスルはすぐに背中の傷に気づき、側に座って喉をゴロゴロ鳴らし始めた。ここは安全な場所だからリラックスしても大丈夫と教えているかのようだ。
「好きなことは取って来い遊びです。生き延びられただけでも奇跡だと思います」
あのとき火事から救出されて本当によかった。通報してくれた地域住民、消防士、そして動物病院のスタッフたちに感謝したい。