踏切内でとまった男性はベトナム人で、たぶん日本のルールを知らなかっただけ。許した
netgeek 2019年1月19日
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1週間前に日本を騒がせた動画について、意外な真相が明らかになった。実はトラブルを起こした本人に悪意はなく、無知が原因で起きた騒動だったようだ。
多くの人が怒った動画。
頭おかしい(笑) pic.twitter.com/Sy3fEZwEiu
— タコサバイバー (@moon15remu) 2019年1月11日
動画では、若い男性がなぜか踏切内にとどまっており、撮影者が「くぐれよ」などと言っている。そしてこのまま電車が来てしまい、男性はきょろきょろ。電車は緊急停止(5分間)するも、結局男性は遮断器をくぐって逃亡したのであった。
当初は「高校生ぐらいの日本人男性がカッコをつけている」「ぼーっとしていて遮断器の外にいると錯覚した」「わざと嫌がらせしている」などという説が飛び交った。
が、後に男性の正体はベトナム人のブィ・トゥアン・チンさん(21)と判明。
ブィ・トゥアン・チンさんはこの対応で問題ないと思っていたようだ。
逃げたのは怖くなったから。動画では確かに周囲をきょろきょろと見渡し、動揺している様子がみてとれた。
別角度から確認してみると、確かに自転車が留まれるぐらいの幅はありそう。
当時、ネット上では男性がひどくバッシングされたが、外国人となると話は別。おそらく日本の踏切のルールを理解しておらず、遮断器をくぐるのはマナー違反と思ったのではないか。
ここでベトナムの電車の様子を見てみよう。線路の近くに人がいるのは珍しくないことだ。
日本式の遮断器というものはない。
やはり日本のルールを知らなかったのだろう。
改めてブィ・トゥアン・チンさんの証言を読み返してみると、「電車がギリギリで通行していくと思った」「怖くなって逃げた」などと話しており、悪意はなかったことが分かる。だとすれば許せる。日本中の人が怒りを覚えた映像には意外なオチがあった。
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