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【速報】安田純平がシリア拘束体験記を出版へ

netgeek 2018年11月18日
 

シリアで拘束されたフリージャーナリストの安田純平が書籍「シリア拘束 安田純平の40か月」(扶桑社)を11月29日に発売することが分かった。

40ヶ月の拘束体験記。

本来であれば現地の悲惨な状況を伝えるために渡航した安田純平がまさか自分のことを書いた本を出すことになるとは…。マスコミがこぞって取り上げ、莫大な宣伝効果が生まれただろうから、この本はきっとベストセラーになるのだろう。

すでに本の公式Twitter(@yasudajunpei40)ができあがっており、積極的に宣伝している。フォロワーが178人とやけに少ないのが気になるが…。

公開されたページを見ると、すでに記者会見で話した自身の拘束体験をより詳しくまとめたものだということが分かる。

出典:https://twitter.com/yasudajunpei40/status/1063747439549542400

また、下には用語解説もついている。netgeek編集部も内容に興味はあるのだが、気に入らないのは結局、犯人の正体が分からないというところ。

「実はジャーナリスト安田純平はわざと捕まり、潜入取材をする過程で情報を得ていった。そして最後に犯人の正体を暴く」

…という内容なら面白いと思うのだが、実際は犯人についての情報は何も分からないまま帰国する。本は3年4ヶ月をどのように過ごしていたかを犯人グループの小さな嫌がらせを織り交ぜながら書いているだけで、そこには何ら正義がない。

そもそも安田純平がこれまで出した3冊の本もジャーナリストとしての仕事に疑問符がつくものだ。

2004年、拘束体験記:誰が私を「人質」にしたのか―イラク戦争の現場とメディアの虚構

2010年、イラク軍基地訓練施設で出稼ぎ労働者になってみた:ルポ 戦場出稼ぎ労働者

2016年、拘束体験記:囚われのイラク

わざわざ危険地帯に赴いているのだから、何か貴重な情報を発信しているのかと思いきや、なぜか3冊とも自分語り。そして今回4冊目となる本も自分のことを書いているというわけだ。

このような事実も含めて世論は安田純平に冷たいのだと思う。

釈放後に語ったエピソードもなんだかよく分からないものだった。ジャーナリストとしての仕事はどこへいったのだろうか。

他方で警視庁公安部は安田純平に聴取を要請した。安田純平は「まだ回復している感じではない」として腰のヘルニアや喘息の不安を口にしており、まだ聴取は始まっていない模様。体力が回復するのはいつになるのだろうか。

そもそも1冊の本を書き上げる体力があるのなら、聴取にも応じられると思う。

以前も書いた通り、netgeek編集部が今最も知りたいのは、誘拐保険に入っていたかどうか。3年4ヶ月拘束された場合、いくら支払われるのだろうか。

あわせて読みたい→安田純平、誘拐保険で億万長者になる可能性

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