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文在寅と金正恩、ノーベル平和賞を逃す

netgeek 2018年10月7日
 

韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩がノーベル平和賞を逃したことが分かった。内心、期待していた本人たちも拍子抜けしたことだろう。

最有力候補だと言われていた。

今年4月には金正恩がノーベル平和賞の有力候補に浮上し、あわせて文在寅も同時に受賞するのではないかと囁かれた。

イギリスのブックメーカー(賭けサイト)でも文在寅と金正恩のダブル受賞が最も人気なのだ。

日本メディアも南北首脳が有力だと紹介する。

しかし蓋を開けてみれば受賞したのは、デニス・ムクウェゲ(コンゴの婦人科医)とナーディーヤ・ムラード(ISの問題行動を告発した人物)だった。

一説では文在寅はスケジュールを空けて用意しており、韓国メディアは特別番組の準備をしていたとも報じられている。

本人たちも受賞を意識していたことは明白だ。今年4月には文在寅大統領がなぜか自分がノーベル平和賞を受賞する前提で「ノーベル賞はトランプ氏に、われわれには平和を」とあまりにもかっこよすぎるコメントを行っていた。

参考:韓国大統領、「ノーベル賞はトランプ氏に、われわれには平和を」(AFP通信)

しかし今になってみれば赤面もの。受賞候補者にノミネートされてからコメントしたのならまだしも、勘違いして暴走しただけというみっともない話になってしまった。

そもそも金正恩については自作自演に等しい。今まで散々日本に迷惑をかけておきながら急に普通のことをしたら褒められるというのは話がおかしいではないか。それゆえ日本では金正恩の受賞はふさわしくないと反感を抱く人が多かった。

さらに言えば金正恩が本当に改心したのかどうかも怪しい。

これまでの北朝鮮の歴史を紐解けば、約束してから反故にすることを繰り返しているわけで、非核化についても「前向きに努力する」と逃げ道のある約束にしたところが怪しい。また言いがかりをふっかけてきて核開発を再開するのは時間の問題ではないか。

文在寅大統領は金正恩に利用されているだけという懸念が残る。今の時点で早合点してノーベル平和賞をあげるのはあまりにも浅はかだ。

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