Amwayのセミナーに参加したら警察沙汰になった話
netgeek 2018年2月9日
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彼女とその母親に誘われてAmwayのセミナーに参加することに。
だが男性はもとよりAmwayの悲惨な実態を把握しており、潜入取材の意味での参加を決意していた。Twitterを遡って見てみると「ボイスレコーダーを持って潜入してくる」「もし洗脳されて帰ってきたら…」などという文章が目に留まる。
さて、やってきたのは高崎福祉センター。
会場に足を踏み入れると多くの人で賑わっている。約150人中100人は20代〜30代で年齢層は若い。男性は「中高年はすでにAmwayの悪質さを知っているので無知な若者層を狙っている」と分析した。
セミナーが始まった。録音禁止と釘を差されたのでボイスレコーダーは断念したが、写真は撮る。だが、その後、思いもよらない事態に発展してしまう。
男性の文章を直接読んでほしい。よくぞ一人でここまでやったものだ。
現場の写真を見ると確かに多くの警察官の姿が確認できる。警察もAmwayがヤバイ組織だと分かっているからここまでの大人数で来たのだろう。
左端に写るのはAmway関係者と尋問する警察官、手前が被害男性に話を聞く警察官。奥にも散らばっており、警察はそれぞれ役割に分かれて、仕事を進めていることが分かる。
一連の投稿はTwitterで大拡散され、3万以上もリツイートされた。今もなお拡散中だ。
男性はその後、さらに詳しい事情を説明してくれた。
・友達がAmwayに引っかかり多額の借金をしてしまった
・身近な人が騙されていることが悔しい
・セミナーでは相槌を打つ人が目立ち、明らかに間違ったことを言っているのに、その空気に飲まれてしまう雰囲気があった
・おそらくサクラが相当混じっている
・セミナーではTwitterにAmwayの素晴らしさを「#amway 」とハッシュタグをつけて投稿する練習があった
・男性は前日にAmwayが儲からない理由を「#amway 」とつけて投稿していた
・さらに過去の投稿には顔写真も載せていたので特定された
・友達をAmwayに誘うと友達がいなくなる
・残るのはAmwayの仲間だけになる
・Amwayをやめると一人ぼっちになるのでなかなか抜けられない
分析は的確で、なおかつ行動力も素晴らしい。本当に身の回りの人を救うために動いていたという雰囲気だ。
男性がつくった「Amwayが儲からない理由」のまとめ画像も紹介しておきたい。
▼まずは仕組み。無限連鎖ではないが、ねずみ講と同じようなもの。どんどん知り合いを勧誘していく。
▼Amway会員の平均年収を計算すると42,857円。少ない…。
▼要するに上層部だけが儲かる仕組み。会員は儲からない。
▼会員数が右肩下がりで減っている。ネットワークビジネスは会員が増える前提で保たれるビジネスモデルなのに、これは致命的。
出典:https://twitter.com/aokikenta0428/status/960498849247764481
残念ながら男性は彼女の考えを変えることができず、結局別れることになった。女性からすればまさにAmwayに手を出したせいで人間関係を失ったというわけだ。
この記事はAmwayの悪質さをみんなに知って欲しいという思いで書いた。ネットワークビジネスは無知な状態で一度足を突っ込むと抜け出せなくなるので事前に予防知識を身につけておくことが大切だ。あなたの周囲の周りの人にも教えてあげてほしい。
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