玉木雄一郎「獣医師の給料を倍にしよう」←うわあああああああ
netgeek 2017年6月12日
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とんでもない記事が公開されたのは6月11日のこと。
公務員獣医師不足には、どう対応すればいいのか。
そこはやはり、待遇改善が一番だと思います。
ペットのお医者さんとして開業している獣医師に比べて、公務員獣医師の待遇が低いのは確かです。したがって、例えば、待遇を医師公務員並みにすれば、公務員獣医師問題はかなり解決すると思われます。
※上記は一部抜粋
現在、大論争が巻き起こっている加計学園の獣医学部新設についてかなりの長文で自説が語られている。
以下、玉木雄一郎議員の主張を簡潔にまとめてみた。
・皆が指摘している通り、獣医師が不足していることは認める
・だが獣医学部を新設しても獣医師不足は解決しないのです←この部分は意味不明
・例えば加計学園が獣医学部を新設するのは無意味←知事と地域住民が切望していたのに…
・そこで提案。獣医師不足を解決するには待遇改善だ!←論理破綻
・公務員獣医師の給料を開業医(あるいは公務員の医師)と同水準にしよう←なぜか抽象的な表現
玉木雄一郎議員の言う「待遇改善」とは具体的にどのような給与水準を指すのか。netgeek編集部では厚生労働省の調査を参考に平均年収について調べてみた。
・公務員の獣医師…616万円
・開業医…1,000~2,000万円
・公務員の医師…1,100万円
開業医については差が激しく、中には3,000万円を稼ぐ者も。ただ、獣医師不足であることは間違いなく、開業すると非常に儲かりやすい業界構造にあることは間違いない。
さて、このような状況であるから、玉木雄一郎議員の言う「同水準」というのは要するに「給料倍増」を指すと思われる。
端的に言えば「公務員の獣医師には国から1,200万円の給料を保障する」というのが提案の内容であろう。
ただ、すでに報道されている通り、玉木雄一郎議員は獣医師資格を持つ父、弟を含めて獣医師会と親密な関係にあり、献金を貰うほどの仲であることが分かっている。何より父は獣医師会の副会長だ。
ここにきて変なことを言い始めたのは既得権益を守るどころかより増大させるためで間違いないだろう。もはや分かりやすすぎて呆れてしまう。これで本当に東大、ハーバード卒なのか?
粘り強く獣医学部新設を目指していた前愛媛県知事は「四国を支える畜産業が狂牛病や鳥インフルエンザで全滅するリスクが高く、獣医師の不足は絶対に解決したい問題だった」と語っており、さらに地域住民も「獣医師が足りない」と声をあげていた。
一度、自民党政権下で打診するも手応えはなく、民主党政権に代わってからもいまいち話は進まない。その後、再び自民党政権になってから国家戦略特区の構想の波に乗り、ようやく話が進んだ。
地域住民は大喜びしたものの、ここにきて民進党が不純な動機で邪魔し始めたので怒りを感じている。
さて、このような状況でシンプルに解決を図る方法はやはり獣医師の数を増やすことであり、間違っても既存の獣医師の給料をあげることではない。仮に公務員獣医師が高年収になろうとも、そもそも獣医学部の門戸が大きく広かれていないと獣医師になることはできない。
玉木雄一郎議員のとんでもない提案は既得権益のためになされているもので、国益を損なう行為だ。得をするのは玉木家と、成果報酬として献金が貰える玉木雄一郎自身。こんな分かりやすい利益誘導は珍しい。
忖度玉木の主張はかなりの問題発言だと声を大にして言いたい。
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