厚生労働省の過重労働相談ダイヤルが救う気ないギャグで笑った
netgeek 2017年5月3日
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救う気がないことは間違いない。このやる気のなさである。
過重労働解消相談ダイヤルは通話料無料のフリーダイヤルとなっており、劣悪な労働環境について電話で相談することができる。しかし、午後5時までというのはいかがなものか。
ブラック企業でなくとも、通常の社会人であればこの時間帯に私的な電話をすることはできないはずだ。
netgeek編集部では、この過重労働解消相談ダイヤルについてより詳しく調べてみた。
ポスターによるとこれは11月6日(日曜日)に期間限定で行われたキャンペーンだったようだ。ただ、ブラック企業に勤めている人がこの電話相談で救われるとは到底思えず、やはりツッコミどころは多い。
たった1日の期間限定キャンペーンならもっと受付時間を長くしてもいいだろうし、そもそも本当に過労死をなくしたいなら24時間365日の受付体制を整えるべきだろう。
厚生労働省は結果についても公表していた。
過重労働解消相談ダイヤルで受けた相談は488件で、国が主導した企画にしてはかなり少ないという印象。民間であればたったこれだけしか結果が出なかったのかと上司からお叱りを受けるレベル。
ちなみに横に並んでいる労働条件相談ほっとラインは委託業務で、相談対応時間は月・火・木・金17:00~22:00、土・日10:00~17:00。受け付けた相談件数は16,788件で、かなりの人の力になったことが分かる。
相談件数の差についてnetgeek編集部でグラフ化してみるとこの通り。端的に言えば厚生労働省にはやる気はないが殺る気はあるといったところか。
おまけ。
ドイツのスーパーが日曜休みなので不便だと思ったらそんなことは全くなかった話。人間の生き方としてはドイツのほうが圧倒的に正しそう。
ドイツに住み始めた時は日曜日に全てのスーパーが閉まるので「マジかよ! めっちゃ不便だな!」と思ったんだけど、普段から定時に終わって帰りにスーパーに寄る時間があるので全然大丈夫なように社会が構築されてたし、日曜日は買い物みたいな労働じゃなくて遊びに行ったりするためにありました。