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【速報】WELQが資料館として復活。第三者が記事をコピーしてアフィリエイトでボロ儲け

netgeek 2017年3月1日
 

誤った医療情報を公開しているとして批判が殺到し閉鎖されたWELQ(DeNA運営)について、第三者が非公式に「WELQ資料館」というサイトを公開したことが分かった。

なんとWELQの記事が完全に復活している。これは相当ヤバイ。

WELQの記事はクラウドソーシングサイトで集めた安価な素人ライターが書いていたことが分かっている。それゆえ、医療従事者が目を疑うような「肩こりの原因は幽霊かも?」「やけどをしたときは濡れタオルをあてましょう」などというとんでもない誤情報が公開されていた。

DeNAにおけるキュレーションメディアの責任者はiemoを起業しその後DeNAに買収された村田マリだったが、問題が大きくなってから守安社長と南場会長が登場し、即刻全記事非公開化を決めた。そのような流れがあったにもかかわらず、ここで第三者が記事を公開してしまっては意味がないではないか。

WELQ資料館の管理人はサイトの存在意義について正当性があると語る。

WELQの記事に記載されていた情報を元に健康被害を出てしまった被害者にとっては、被害請求するための物的証拠が消えてしまったと言えます。また、WELQに自分のオリジナルの記事・画像・動画を流用されたコンテンツの持ち主(コンテンツホルダー)にとっても、作り上げたサイトのテキスト・画像・動画といったデータ、あるいはTwitter・Facebook・YouTube・Pinterestなどに投稿したコンテンツの盗用を検証する方法がありませんでした。(中略)

そこで、インターネット技術に明るい有志の協力を得ることで独自にWELQに投稿されていた記事のキャッシュデータを回収する活動が行われました。そのデータを元にWELQの記事を集めて構築されたサイトが、この「WELQ資料館」となります。

https://welq.org/about

大義名分は「権利を侵害された人がその被害状況を確認することができるように復活させた」というもの。しかし、netgeek編集部はサイト内にバナー広告が貼られているのを見逃さなかった。WELQ資料館にはGoogleアドセンスが貼られており、金儲けが目的であることは自明だった。

サイトのソースを見てみる。アドセンスのクライアントIDは「ca-pub-7759553289616456」。

素人が突然このような大それたことができるとは思えないのでアフィリエイターだと推察する。ITについてそれなりに知識があり、金儲けに貪欲、一方で倫理観はないタイプだろう。だとすれば他に運営しているアフィサイトもあるはずだ。

あった。消防ネット。アドセンスのクライアントIDが同じ。

参考:消防ネット

消防ネットは日本中の火事の情報が速報記事として公開されるサイト。見たところ、執筆と公開は自動化されているように思える。こちらもまたWELQ資料館と同じように他人のコンテンツを盗み取って金儲けするスタイルというところが共通している。

また、この他にも過去には「(@Д@ Redditian ) Reddit Hot News」(Redditian.com)というサイトも運営していたことが分かった。とりあえず現時点で分かった情報は以上。深掘りして調べればまだ情報が得られるだろう。

WELQ資料館が卑劣なのは記事を勝手に使っておきながら、問い合わせはDeNAに誘導しているところ。

自分のサイトはあくまでデータを提供しているだけなので内容についてはDeNAに問い合わせるようにとリンクを貼っている。ドメイン情報の詳細はWho isプロテクトで隠して運営者が分からないようにしている状態。

WELQ資料館はこのまま放置しておくと絶対に被害者が出る。検索でたどり着くと疑う心なく内容を鵜呑みにしてしまう。今のうちに一人ひとりが抗議の声をあげるべきだ。

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