白杖に対する誤解をなくすために知っておくべき6つのこと
netgeek 2016年12月2日
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白杖(はくじょう)を持って歩いている聴覚障害者は健常者にはなかなか理解されにくい。説明する機会があればいいのだが、なかなかそんな機会を持つこともできない…。
そこでこの記事では日本社会をよりよくするためにみんなが知っておくべきことをまとめてみた。
(1)白杖を持っているからといって全盲というわけではない。中には至近距離ならなんとか見える、視野の中で見えやすい範囲があるという人もいる。
(2)全盲のイメージがある白杖は、弱視や視覚障害の人も持っている。必ずしも完全に目が見えないというわけではない。
(3)道路交通法第14条では、目が見えない者は幼児や高齢者を保護するため、白杖か盲導犬を連れて歩くことが義務付けられている。白杖を持って歩くのは義務なのだ。
(4)また、第14条は視覚障害者だけでなく、聴覚・平衡感覚に問題がある者も対象となっている。
出処:https://twitter.com/arapanman/status/803971190142345216
(5)白杖を高く上げるポーズは「助けが必要」というSOSの合図。積極的に声をかけて助けてあげてほしい。なお、いきなり体に触れるのではなく、優しく声をかけてもらえるのが嬉しいとのこと。※全国ルールではないため、知らない視覚障害者もいる
(6)こちらは視覚障害のうち、見える範囲が狭い事例を再現した画像。これならばスマホは操作できるが、杖は必要というのも納得。
視野に欠損がある人が白杖をもって電車に座り、スマホを操作していたら心無い言葉を耳にしたというエピソードは珍しくない。そもそもスマホには読み上げ機能があるため、利用している視覚障害者は多いのだ。
障害者の苦悩は健常者にはなかなか理解されにくい。正しい知識でより住みやすい社会づくりをしてほしい。
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