堀江貴文「料理人の修行なんて時代遅れだよ。YouTubeで見て覚えるのが最新のやり方」
netgeek 2016年10月5日
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以前炎上した記事:堀江貴文「何年も下積み修行してる寿司職人はバカ。搾取されていることに気づけ」
メルマガ読者からの質問「堀江さんは以前、寿司職人の件で炎上しました。海外の三ツ星レストランで働く日本人シェフになろうと思ったらさすがに長い期間、修行しないとなれないと思うのですが、どうなんでしょうか?」
ホリエモンは以前、寿司職人を目指す人は数ヶ月間だけ寿司アカデミー(寿司の専門学校)に通ってさっさと店をオープンするのが良いと話していた。通常、何年も下積み時代を経る寿司業界の常識を覆す斬新な方法だ。
そしてホリエモンの回答以降、実際に寿司学校の卒業生がミシュランに掲載されるという快挙を成し遂げたことがあった。同店の経営方法は独特で、目利きが必要な仕入れは専門業者に外注し、板前は基礎的なことだけに集中する要領の良いやり方を実践していた。
参考:寿司学校に3ヶ月通っただけの寿司店がミシュランに。10年の下積み修行は無駄と証明。
さて、では寿司職人以外にもこの理論は当てはまるのか?。
ホリエモンは「なれるよ。料理はセンスです」とばっさりと回答。やはり長い修行期間は無駄にしかすぎないという考えは変わらないようだ
実際に飲食店経営に携わる会社経営者の小田吉男氏は、湯で時間や塩コショウの量はマニュアルに定めれば誰でも同じ料理がつくれると説明したうで、もし自分が次に飲食店をやるならばクックパッドのレシピで三ツ星を狙うレストランをやりたいと語る。「クックパッドオンリーで三ツ星!もう普通のことやりたくないから」
堀江貴文「俺がずっと修行不要論を話してると、寿司屋の大将が『俺、YouTubeで覚えました』とか言ってくるのよ」
堀江貴文「全部YouTubeで覚えました。酢飯の作り方もYouTubeで勉強するらしくて…。この間、京都の吉兆がオススメしてくれた店行ったら、すごい美味しいの。そこのシェフも全部YouTubeで覚えたんだって。格好もジャージとかでラフなの。逆に修行しちゃうと型にはまっちゃって全部一緒になるから…」
そしてホリエモンは下積み修行なしで料理界にイノベーションが生まれた実例を出す。
堀江貴文「城助って寿司屋の卵焼きがめちゃくちゃ美味いの。甘い卵焼きでとろける!なめらか!それで、これどうやってつくったんですかって聞いたら、要はパティシエのやり方なのよ。砂糖を溶ける限界まで入れた卵焼きは中がトロトロになる。舌触りがすごくなめらか」
寺田有希「プリンみたいな?」
堀江貴文「そう!プリンみたいな!このパティシエのやり方は寿司屋で勉強していたら絶対つくれないですからね」
TERU「修行と研究は違いますよね」
堀江貴文「そうなんですよ」
TERU「修行は大将が握っているのを『お前は見て覚えろ』って言われて、ずっと見てるだけを何年もやらされる」
小田吉男「GLAYのメンバーの練習ってどうやってやったの?」
TERU「当時はビデオで手元見て、一瞬だけ映るのを同じように押さえてって(笑)」
堀江貴文「今の子たちはいくらでもYouTubeで弾き方とか見られるから贅沢だよね」
動画はこちら。
ホリエモンの話をまとめると、重要なポイントは以下の通り。
(1)YouTubeで料理を学ぶのが最新の勉強法。すでに成功事例もある。料理という古いビジネスも最新の技術を取り入れて新しいやり方を模索するべき。弟子入りして修行するのはもう時代遅れ。
(2)異業種のやり方を導入するとイノベーションが起きる可能性あり。逆に言えば既存業界に弟子入りして常識的なやり方を身につけると普通の結果しか出せない。どうせ挑戦するなら新しいことを研究しよう。
netgeek編集部では試しにチャーハンの動画を探してみた。するとプロによる秀逸な動画がザクザクと見つかった。
調理の仕方が一通り見られるので勉強になる。しかも動画なので料理本やクックパッドで見るよりも手の動きなどが分かりやすいのが特徴。今回のチャーハンについては、強い火力で短時間で炒めるのがプロと素人の違いと感じた。YouTubeで学んだ料理人が成功しているというホリエモンの話に納得。
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