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鳴き声がビーム光線の鳥がいる!?一度聞いた音を完コピできるモノマネ王「コトドリ」

netgeek 2016年10月9日
 

オーストラリアに生息する「コトドリ」という鳥をご存じだろうか。一度聞いた音を完全に再現できるという能力を持ち、レーザービームからチェーンソー音まで、その再現度はすさまじい。

ビーム光線の音を完コピした動画が話題沸騰中だ。

▼こちらがその動画。8秒あたりからレーザー音を発しはじめる。

機械的な音を想像以上のクオリティで再現していて、思わず後付けではないかと疑いそうになるレベルだ。レーザーの音もいくつか種類かあり、他の鳥の鳴き声などとも合わせると、そのバリエーションは実に豊富。

なお、コトドリが生息する地域では、森の中で子供の名前を呼んではいけないという風習も。親に呼ばれたと勘違いした子供が迷子になってしまうからだ。

なお、声マネをするのはコトドリのオスのみだ。メスへの求愛行動として色々な音を再現しているとのこと。

コトドリは恋のバトルを歌合戦で行います。ものまねがそっくりでレパートリーが多いオスほどよくモテます。“ものまねソング”は、オスの魅力を示す大切な武器なのです。歌は修行を積まないと上達しません。若手の初心者は、持ちネタが少ない上にちっとも似ておらず、メスには一向に見向きもされません。一方、経験を積んだベテランは、自分の美声も織り交ぜながら、なんと15種類もの鳥の鳴き声を見事に鳴き分けられます。
(中略)
メスは単に“ものまねソング”が大好き、というわけではない。実は、ものまねのベテランほど一等地に広い縄張りを持っています。(中略)ものまねのベテランは、安全で広い縄張りを独占する大地主。メスにはこれが魅力なんです。

kotodori_voice-1

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http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?p=p086

色々な鳥のモノマネをすることによって、競争相手のオスや他の鳥が警戒して離れていき、縄張り地域の安全を確保することができる。メスにとって「安心・安全」というのは、やはり魅力ということか。

この特殊能力によれば人工音も完コピすることができ、レーザー音以外にも様々な音を再現した動画が投稿されている。

▼おもちゃの銃やカメラのシャッター音を完全再現。居合わせた人々も、その完成度に思わず噴き出してしまっている。

▼こちらはチェーンソーやハンマー、電動ドリルなど、まるで家を建てているかのような気にさせてくれる音のオンパレード。2:05あたりには人の声らしきものも再現されている。

▼コマドリはダンスが上手なことでも知られている。0:40あたりから竪琴のような尾を広げダンス開始。尻尾の形が、和名「コトドリ」の由来にもなっている。

ちなみにコトドリはオーストラリアの固有種で、オーストラリア10セントコインに描かれるほど人気の鳥だ。世界にはまだまだ不思議な動物がいるものだと、久々にワクワクした気分させてくれる話題だった。

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