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【炎上】鉄道コンテストの入賞作品がパクリと判明して「撮り鉄」が「盗り鉄」に進化

netgeek 2016年9月22日
 

第9回タムロン鉄道風景コンテストにて盗用作品が見つかったと騒ぎになっている。コンテストは「私の好きな鉄道風景ベストショット」を応募するもので、応募総作品数は7,098点、入選者は87名だった。

今回入選したのは夕焼けに染まる電車の写真。

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小・中・高校生の部に15歳が応募したもので、題名は「ホームに滑り込み」。コメントでは「東京駅に滑り込むように到着」とあるが、詳しい人からすればこの説明文は明らかにおかしいのだという。

▼鉄道に詳しい人たちの考察。知識と着眼点がすごい。

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指摘にもある通り、真贋を見抜けずに入選させてしまった審査員の程度の低さが嘆かわしい。これでは鉄道を趣味とする一般人のほうがよほど詳しいではないか。

その後、この写真は「鉄道ファン2014年1月号」に掲載されたものだということが分かった。

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完全に同じ写真だ。偶然似た位置から同じようなタイミングで撮ったという言い訳すら通じない同一の写真。これは一体どういうことなのだろう…。なお、雑誌「鉄道ファン」で先に掲載された人は自身のブログにて喜びの報告を2013年に書いていた。

鉄道ファンのフォトコンテストで銀賞をいただきました!!

日発売の鉄道ファンにて ”2013 第37回 鉄道ファン フォトコンテスト” の発表がありました  その中でありがたいことに銀賞に選出されました!   タイトルは”シャンパン ファイト”でした

http://blog.goo.ne.jp/niwatori525/e/5d922c5337c345c5e8be09d643431672

気になるのは盗用者がどうやって写真をパクったのかということ。どこかウェブ上にアップされたものを丸パクリしたのか、それともスキャナーでスキャンしたか。畔柳皓一くん(15)しか分からない。なお、タムロン鉄道風景コンテストの大賞は賞金10万円とタムロンレンズ、入選(15名)は賞金5,000円となっている。おそらくこの賞金とレンズ狙いだったのだろう。

「畔柳皓一」という名前で調べると面白いことがわかる。

pakuri_toritetsu6

彼は他にも複数のコンテストに応募しており、その活動履歴から明らかに年齢詐称が疑われる。つまり、畔柳皓一という名前はただのハンドルネームで、15歳というのも大人が賞金目当てで子供になりすましているだけという可能性が高いのだ。

仮に詐称でなかったとしても、少なくともタムロン鉄道コンテストでは写真の使い回しはNGなので、2014年の鉄道ファンに掲載されていたのが見つかった時点でアウト。

応募条件は以下の通り。

・自分で撮影し、著作権を持っていること

・未発表で、同一または類似作品が他のコンテスト等に応募・発表される予定のない作品

・すでにブログやSNSに公表した作品は投稿を削除すれば応募可

何のアレンジもなしでそのままパクってしまう仕事は五輪エンブレム騒動を機に続々とパクリが発覚した佐野研二郎も全力で説教を始めるレベル。

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愛知県岡崎市に在住と自己紹介している畔柳皓一(15)は何と言い訳するのだろう…。まさか雑誌を自分で撮影したからオリジナルとでも言い張るのではあるまい。

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