ドヤ顔なワニの表情がたまらなくいい。ワニの涙を飲みに来た3種類の蝶はまるでオシャレなアクセサリー
netgeek 2016年9月20日
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写真家のマーク・カワン氏によって撮影されたカイマン(ワニ目アリゲーター科のワニ)の写真。そこには美しい自然の神秘が映っていた。
参考:A Caiman Wearing a Crown of Butterflies Photographed by Mark Cowan
爬虫類と両生類の研究のためにアマゾンを訪れていたマーク・カワン氏はある日、思いがけない光景を目の当たりにした。
なんとカイマンの頭に3種類もの蝶がとまっていたのだ。
撮られているのを意識してか、黒目がカメラ目線なカイマン。蝶は塩分とミネラルを補給するために動物の涙を飲むことがあるのでこの現象は決して珍しいことではない。
ただ撮られた写真が珍しかったのは3種類の異なる種の蝶が同時にとまっていたこと。
その光景はまるでカイマンがオシャレをしているようにも見える。そしてよく見ると蝶は意外にもたくさんとまっていることが判明。羽の模様に着目すると数えやすいかもしれない。カイマンは特に嫌がる様子もなく、群がる蝶たちを放っておいている。
有名な、カバの歯を綺麗にする鳥とは違って、この場合カイマン側にはメリットはなさそうだが、特に害もないので気にしていないということなのだろうか。この写真は2016年の「Royal Society Publishing賞」の特別賞を受賞した。
こちらは同じように涙を飲む蝶。亀の涙を狙っているぞ。
優雅に舞う蝶たちが日々こうして塩分とミネラルを補給しているとはなんだか自然の神秘を一つ解き明かすことができたようで興味深い。動物たちは複雑な関係性で共存して今日も生きている。