カザフ人「羊の毛を刈る前に丸洗いするよー(ポイッ)」
netgeek 2016年9月2日
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迫力満点の羊洗いをご覧あれ。
▼青く澄み渡った川にポイッ。ちなみに左側の羊は川から大慌てで戻ってきたもの。
▼羊もびっくりしているに違いない。動物のこんなポーズは漫画やアニメでしか見たことない。
この画像をアップしたのは「NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁ」の廣田千恵子@Chieko_SHAGAAさん。2014年にバヤンウルギー県アルタイ郡で撮影したものだという。
バケツで水をすくってこすり洗いするよりもこうしてぶん投げたほうが要領がいいのだろうか。綺麗に洗えているかどうかが気になるのだが、そのあたりは大まかでいいのかもしれない。
NPO法人のブログ「カザフ情報局ケステ」には同じような羊の洗浄作業が載せられている。
作業初めて1時間半ほどがすぎたころ。およそ150頭すべてをぶん投げようやく洗いが終わりました。 ヒツジ1頭あたりも結構な重量で、さすがに人間も疲れてきたようでした。 お疲れ様です。
さて、このあとは、しばらく放置して毛を乾かします。 およそ3時間後、毛刈りがはじまりました。 刈られた毛は、数日後にフェルト作りに利用されます。 フェルトには子羊の毛じゃないとダメなんだそうです。
投げられた羊が逃げ出すこともなくちゃんと帰ってくるところが可愛らしい。数十キロはありそうな羊を投げるのはけっこう大変そうだ。ちなみにYouTubeでは、橋から羊を放り投げて洗濯する動画も見つけることができた。0:45から怒涛の突き落としラッシュが始まる。
▼モフモフの毛を刈られた後の羊。一気に涼しくなってちょっと寒いかも。集まっているのは保温のためか!?
その他、現地の様子が分かるおまけ。
▼カザフの織り「テェルメ」。紐を編んでいき、家の中で使う道具をつくりあげていく。
▼イヌワシ祭りで撮影した鷹匠の写真。馬と鷹を自由自在に操る様は非常にかっこいい。
みんなが着ているウールの服はこうして現地の人たちの仕事のおかげで出来上がったものだ。羊飼いのみんな、そして羊たちに感謝したい。