堀江貴文「相手のメリットを考えないでお願いしてくるやつ多すぎ」 ホリエモンは事前に5~10パターン考えて順に提示していく
netgeek 2016年6月24日
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今日の相談はアプリをできるだけお金をかけずに宣伝する方法について。
TwitterやFacebookといったSNSで宣伝する方法を考えたがそもそもフォロワー数が少なくて拡散されない。そこで影響力の大きな有名人、いわゆるインフルエンサーにリプライを送ってどんどん絡んでいく方法を考えた。ただ、うざいと思われるのが心配でいまいちベストな方法とは思えない。「堀江さんはどのように考えますか?」とアドバイスを求める。
これに対し、ホリエモンは「うざがられると思う」と率直な感想を述べたうえで、宣伝は地道にやるしかないと回答する。
この日、ゲストとして参加していた家入一真氏は「何で楽をしようとするんですかね?この手の質問ってめっちゃ来るんですけど、相手にメリットを提示できない点でダメだと思うんですよ」と発言。すかさずホリエモンも「俺もそう思う!」と同調する。
家入一真「僕だったら『それいいじゃん。じゃあリツイートしとくね』となるものとならないものがあって、相手にとってのメリットを提示しろよって思いますよね」
堀江貴文「俺は人にお願いごとするときは絶対メリットを考えるよ」
「だけど、そうじゃない人がよくいる。何でお前のリツイートしなきゃいけないんだよって(笑)よくカバン持ちさせてくださいってのもあるけど、俺はお前にカバン持たせたくないよって思う。雇いたくないよ」
堀江貴文氏は誰かを説得するときに、相手がメリットを享受できる提案を5パターンから10パターンは事前に考えていくという。交渉がうまく、仕事ができる人というのはやはりこういうところで差がつくのだろう。
堀江貴文「何か言ってみて、あ、これダメだと思ったらじゃあ次これっていく」
▼ちなみに堀江貴文氏の著書「本音で生きる」にも同じことが書かれていた。
画像出所:島根県立大学の山内太地教授(@yamauchitaij)
動画はこちら。
相手に与えてほしければむしろ逆に相手に与えることが大事なのだということは勝間和代も初めての著書「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」にてGive&TakeではなくGive&Give&Give&Give&Giveが大事と主張し、これを「Give5乗の原則」と名付けている。
ビジネス界で成功した人は総じて上手な交渉の仕方を知っているようだ。誰かにお願いをするときは必ず相手のメリットを複数考えてから相手の反応を探りつつ順に提示していくようにしたい。