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宇多田ヒカルの「Automatic」は注釈がないと理解できない古語になった

netgeek 2016年6月13日
 

一世を風靡していた小室哲哉が宇多田ヒカルの登場で自分の時代が終わったと確信したというのは有名な話。その宇多田ヒカルもまた時代の荒波に飲まれようとしている。

Automaticといえば1998年にリリースされた宇多田ヒカルのデビューシングルだ。

斬新な音楽と突然現れた謎のスーパースターに日本中が注目を集め、CDは206万枚も売れるダブルミリオンに。その後、バラエティ番組にも出演するようになった宇多田ヒカルは以前から好きだった岡田准一にラブコールをおくる場面で「お金ならあるわよ♡」と一言コメントを残し、話題になったこともあった。事実、宇多田ヒカルは10代にして莫大な億万長者になったと推計されていた。

さて、そんな宇多田ヒカルも今の若い人にとっては理解できないことが多いようだ。Automaticの歌詞は今や注釈がないと理解できないという。

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こうして見てみると指摘の通り。現在は家庭でも固定電話を置かないところが増えてきており、若者はスマホしか知らないという者も少なくない。「ベル」「受話器」という死語となりつつある言葉はもちろん、恋人の名前がディスプレイに表示されないのも理解できないので、こうして古語の解説のように注釈をつける必要があるというわけだ。

これぞジェネレーションギャップというものか。宇多田ヒカルがメディアに初登場したのは18年も前のこと。光陰矢のごとしとはよくいったものだ。

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ダイヤル式の黒電話を前にして使い方が分からない子供はよく話題になるものの、固定電話すら理解されない時代がもう来ているとは驚きだ。ネット上では、この他にも有名な曲の歌詞、特にテクノロジーが関係するアイテム(ポケベルなど)には時代を感じさせるものが多くなってきていると話題になっていた。

▼こちらの動画は世界中で話題になった「子供にダイヤル式電話を渡してみた実験動画」(英語)

使い方が理解できず、必死に数字部分を押す子どもたちが可愛らしい。これに対し、スマホは子供でも直感的に使いこなすことができるようになっており、電話を再発明したAppleのスティーブ・ジョブズの偉大さが改めて感じられる。

もしAutomaticを現代版に直すならば電話ではなくLINEが最適だろうか。歌詞の修正というものは通常行われることがないが、時代に合わせて改良を重ねていくのも面白いかもしれない。

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