猫に踏まれてしまったお皿が出土してみんなほっこり気分
netgeek 2016年5月16日
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猫は人間が決めたルールなど気にも止めない。打ったばかりのコンクリートに足を突っ込んでみたり、張ったばかりの障子を破ってみたりと奔放な生き物だ。それは古代から変わらないらしい。今回猫の足跡がついた皿が話題を集めている。
話題になっているお皿は愛媛県松山市の湯築城跡から出土されたもの。現在は湯築城資料館で展示されている。
▼こちらが話題のお皿。踏んでしまった後も猫はしれっとしてそうだ。
▼猫の足跡は製作過程でついたのではないかとのこと。当時の人もこれをネタにして話が弾んだことだろう。
猫の足跡がいい味を出していて意図せずして可愛い作品に仕上がっている。破棄せずに焼いたのだから当時の人も案外気に入っていたのかも知れない。Twitterでは「粋な模様、遊び心があってすごくいい」「そそうされても可愛いから許す」「猫はいつの時代も変わらないな〜」など、投稿された写真に対して大絶賛。
今回の皿だけでなく、猫は時代を問わず世界各地で足跡をつけているようだ。
▼古代ローマ遺跡から発見された猫の足跡がついた屋根瓦。
▼こちらはインクで足跡をつけられてしまった中世の書物。
▼現代では猫の足跡のついたコンクリートをよく見かける。時代や場所を問わず猫は同じようなことをしているようだ。
▼大昔から猫は自由気ままに生活していたのだろう。
猫と人間の歴史は一万年程前に遡る。定住を始めた人類がハツカネズミに食べ物を食い荒らされるのを防ぐために飼い始めたのが始まりだと言われている。
長い間人間に寄り添い一緒に生活を送っていても、決して人間に媚びたりしない猫。どんなに時代が変遷しても変わらない猫の生き方にはどこかほっこりさせられるものがある。はるか昔の猫の姿をお皿の足跡から想像することができる。
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