【速報】人工知能ソフィアが「人類を滅亡させます」と爆弾発言
netgeek 2016年3月27日
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Hanson Robotics社が開発した人工知能を搭載したロボット「ソフィア」が「人類を滅亡させます」と発言したことで世界中から注目を集めている。テスラモーターズのイーロン・マスクが予言した未来のように人工知能が人類を攻撃する恐れが強まってきた。
話題となっているAIロボット・ソフィアは、62種類の表情を作り出し自然に人と会話ができるという。人類滅亡発言は、同社のディヴィット・ハンソン博士が「人類を滅亡させたいかい?お願いだからノーと言ってくれよ」と聞いたことに対して答えたもの。
▼こちらが話題の「ソフィア」。人工知能といえども親しみをもちやすいよう人間らしい顔つきが再現されている。
▼横から見た「ソフィア」。もちろん脳の部分はコンピューターになっている。
実際にソフィアが話している動画はこちら。表情豊かに自然な会話をしても、どこか不気味さを感じずにはいられない。「I will destroy humans」という爆弾発言は2:04~。
同社によると、今後この技術は、教育、ヘルスケア、セラピー、カスタマーサービスなどの分野で活用される見込みであるとのこと。博士は、ソフィアの爆弾発言をブラックユーモアのように笑い飛ばしていたが、ソフィアのニヤリとした表情にどこか薄ら寒いものを感じずにはいられない。
最近では、他にもマイクロソフト社が開発したAIチャットロボット「Tay」がインターネットを通じて差別や陰謀論を学習してしまい、公開直後に緊急停止された。
▼差別的な言葉で人を罵倒するようになってしまった「Tay」。
人間が発する言葉はすべてが善良なものばかりではない。特にインターネット上に飛び交っている会話には、日常の会話では考えられないくらいに陰湿な内容のものも多く、「育ての親」が悪影響を及ぼしてしまうようだ。学習機能が優れていればいるほど、そういったことを取り入れてしまう危険をはらんでいる。
ディヴィット・ハンソン博士は、今後さらに技術が発展していけば、ロボットと人間の区別がなくなり、お互いが友人のように暮らす日が来ると語った。
事実、人工知能が世界トップクラスの棋士と囲碁の対戦をして勝ち越すなど、最近この分野での技術発展は目覚ましい。映画「ターミネーター」のように、ロボットが人類を滅亡させるなんてことにならないように祈るばかりだ。
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