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CoCo壱番屋の廃棄カツ(0円)が業者を通して値上がりしていく錬金術が凄い

netgeek 2016年1月18日
 

CoCo壱番屋が廃棄処分としたカツが産廃処理業者ダイコーにより転売されスーパーに並んでいた事件で流通経路と売買価格がついに明らかになった。

もともと無価値だったものが値上がりしていく驚きの過程をご覧あれ。

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CoCo壱番屋はきちんと問題のあるカツを処分しようとしていたものの、ダイコーが33円でみのりフーズに転売し、そこから卸業者間を40円、50円、55円、65円と値上がりして移動していき、最終的にスーパーで80円で消費者に売られることになる。このような流れでは通常、何らかの付加価値が加えられて値上がりするはずなのだが、廃棄カツはなんら変化がないままなのが異常だ。どうしてこのような取引がまかり通っていたのかと不思議になってしまう。

廃棄処分となったのは製造工程で異物が混入した4万枚のカツで絶対に売ってはいけないものだ。

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それにもかかわらず、スーパーでは「CoCo壱番屋のビーフカツ」として売られており、あるはずのない転売を不審に思ったCoCo壱番屋の従業員が上層部に相談して事態が発覚した。スーパーは真相を知っていたのか、それとも知らなかったのか。重要なポイントについては現在調査中だ。なお産廃処理業者のダイコー(愛知県稲沢市)は記者会見すら開かず、経営者が雲隠れしてしまった。

みのりフーズの従業員は産廃処理業者と取引が始まったきっかけについて次のように語っている。

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▼他にもマグロ、焼き鳥、骨付きチキンなども見つかっており、CoCo壱番屋以外の店からも廃棄品が流れていたとみられている。

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金儲けを優先して食の安全をないがしろにするとはもはや呆れて物が言えない。絶対に許してはならない事態だ。不正な転売に手を染めていた業者はかなりの金額を儲けていたとみられる。コンプライアンスをないがしろにした経営者の責任が問われるべきであろう。

問題のカツについては販売してしまった各スーパーが自主回収に動いている。

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しかし、すでに食べてしまったという人も多いはずで、言うまでもなく食べたものは返品しようがない。もはや泣き寝入りするしかないということか。これから消費者が賢く買い物をするには格安品には何か裏があると疑ってかかるべきなのだろう。安物買いの銭失いにならぬよう警戒すべきだ。

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