週刊ポストのデタラメ記事「安倍総理は言論統制を行っている。実験して証明した」が炎上した結果、記事を削除して逃亡
netgeek 2016年1月18日
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問題になったのは『「2ちゃんねるで安倍批判書き込むと即消去」の噂はホント?』という記事。
内容は、掲示板2ちゃんねるに安倍総理を批判するスレッドを立てると不自然なほど短時間で過去ログ倉庫(ゴミ箱)に転送され新しい書き込みができなくなるため、それが言論統制の証拠だと結論づけるもの。週刊ポストの記者は実際にいくつかスレッドを立ててみてすぐに過去ログ送りになったのを確認し、何らかの規制がかかっていると確信したという。
そして、記者は風評被害対策を専門とする企業にこの事態を相談し、「誹謗中傷ではなく、政治への意見なので削除対象には当たらない」という意見をもらい、やはり異常事態と断定。その後、自民党広報部に取材し、「(削除の)要請はいたしておりません」という回答を得ていた。
しかしながら、この実験は2ちゃんねるユーザーから大バッシングを浴びることになる。「それはただクソスレを立てただけだろ」
2ちゃんねるは通常、ニュース板は公認のスタッフのみがスレッドを立てられるようになっており、その他の雑談板のみが誰でも新規スレッドをつくれるようになっている。そしてそのような板では新しいスレが乱立することになるため、スレ落ちする時間も短めに設定されているのだ。特に賑わっているVIPだとわずか数分間新しい書き込みがないだけでおじゃんになってしまう(例えば平日の19:00から00:00は5分以内)。そのような事情を知らなかった記者が言論弾圧と決めつけて記事まで書いてしまうとはなんとも恥ずかしい醜態ではないか。自民党広報部もぬれぎぬを着せられて大変困惑したに違いない。
皮肉にもこの顛末は2ちゃんねるのニュース板にもスレが立てられ、現状では5スレッド目にまで伸びる盛り上がりをみせている(1スレッドは1000の書き込み)。
安倍総理を批判したといえども、誰がどう考えても人気がないスレが落ちてしまっただけで、週刊ポストはとんでもないガセ記事を載せてしまったことになる。今回は相手が総理なだけに、丁重に謝罪と訂正をするのだろう。
…と思いきや、なんと記事が消えてしまった。
こうして完全になかったことになってしまったのだ。そしてNEWSポストセブンは何事もなかったかのように涼しい顔で新しい記事を公開し始めた。どこをどう探しても謝罪・訂正記事は見つからずじまい。いやしかし、もしかすると記事が消えてしまったこと自体が安倍総理の言論弾圧なのだろうか。だとすれば、その可能性に触れたnetgeekのこの記事も消されることになるはず…。さて、果たしていつ消えることになるのか楽しみに待ちたい。
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