天皇に献上されるほど縁起がいい「真っ白なスズメ」が公園で激写される
netgeek 2016年1月10日
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Twitterユーザーの「むいむい(@mui_mui6_6)」さんが衝撃的な色をしたスズメを激写して大きな話題になっている。なんと彼女が見つけたスズメは全身が真っ白だったのだ。
実際の写真はこちら。こんな色のスズメは見たことがないぞ。すげえええええええええええ!
▼もちろん我々がよく見るのは茶色の羽をしたスズメだ。それにしても、よくこの真っ白な鳥がスズメだと気がついたものだ。
▼羽だけではなく足や爪まで真っ白になっており、投稿には「アルビノではないか」というコメントが多数寄せられていた。ただ、目は真っ黒なので白変種の可能性の方が高い。
古くから白いスズメは「瑞鳥(ずいちょう)」と呼ばれ、幸せを運ぶ鳥だと言い伝えられてきた。
▼江戸時代中期に伊藤若冲という有名な絵師が描いた「秋塘群雀図」という絵には、縁起がいいという理由からか白いスズメが目立つように描かれている。
また、1200年以上前に完成した「続日本紀」には、なんと天皇に白いスズメが献上されたという記述がある。白いスズメの発見は国中が大騒ぎになるほどの出来事だったのだ。(参考:立教大学図書館)
ちなみに、メラニズムというメラニンの過剰な生成によって、真っ黒なスズメが発生することもある。
メラニズムはアルビノや白変種と同じくらい発生確率が低いので、黒いスズメも「縁起がいい」と言いたいところだが、見た目が完全にカラスなので世間一般から良い扱いを受けることはなさそうだ。そもそもスズメの仲間内でもいじめられることが多い。
白いスズメも黒いスズメも科学的に解明されて、神聖さや神秘さはなくなってしまったが、珍しいということに変わりはない。街で見かけた時は、是非とも写真に収めたいものだ。