堀江貴文「優秀な人材集めに困っている経営者は50~60代の無職を狙うといいよ」
netgeek 2015年12月28日
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東大在学中にHP制作会社オン・ザ・エッヂを創業してライブドアを率いたホリエモンはこの点についてどのような経営観をもっているのだろうか。ホリエモンチャンネルにて面白いアイデアが披露されたので紹介したい。
レストラン経営者からの質問。
「若く腕がいい料理人が少なくて困っています。大都市はともかく、地方は若い人が少なく、人材難です。地方都市に優秀な若手に来てもらうにはどうすればいいでしょうか?」。この問題はなにも飲食業界に限らず、どの業界にも共通して言えることだろう。この悩ましい問題に対してホリエモンはスルリと抜け道を見つけるような回答を寄せる。
「少子高齢化が進んでいて若者が少ないし、料理人は地位も給料も低い割に重労働なので料理人を目指す人は増えていません。それに加えて知名度がなく小規模な地方のレストランなんて就職したいと思う人はいないでしょう」
「ベンチャー企業だってそうです。無名で地方だったら全然採用できません。ハローワークに求人を出してもそうでしょう。皆ブランド志向なんですよ。だからまず若い料理人を雇うことを諦めましょう」。な…なんだと…。相談者がこれまでずっと頑張ってきた若手の採用を諦めるべきだとホリエモンは助言する。では一体どのようにして労働力を確保するのか。
「50~60代で仕事がなくて困っている料理人はたくさんいますからそういう人に声をかけるのがいいでしょう」。
これは盲点だ。飲食業界に限らず、要するにリストラされた経験者を狙って雇うということか。きっと、ずば抜けて優秀というわけにはいかないだろうが、教育の手間は省けるし、人材不足で困るよりはよっぽどよさそう。給料も意外と高く提示しなくても飛びついてくるだろう。現状が無職であっても履歴書に経験があると記されていれば採用してみてもいいかもしれない。
そしてホリエモンはもう一つアイデアを提示してくれる。「あるいは料理好きの未経験者に一から料理を教えるのもいいでしょう。素人育てるのオススメ」
実はクックパッドや食べログに載っているレシピさえあれば未経験者でも美味しい料理をつくることはできるとホリエモンは強調する。これを一般化すれば仕事のマニュアルさえあれば、未経験者でも立派な戦力にできてしまうということだと解釈できる。
ホリエモンが熱く語る動画もご覧あれ。
これまで無意識のうちに若い人を採用ターゲットにし、「自分より年齢が上の人はちょっと…」「リストラされた人は…」と敬遠していたあなた。年配でも経験者であることを評価して積極的に雇ってみてはいかがだろうか。ブランド力がない企業は優秀な若手を雇うのは無理。すっぱり諦めて他の方法を探すのが最も要領がよいといえよう。
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