【注意喚起】全てのファイルの拡張子を「vvv」にして使用不可にする身代金要求型ウイルスが爆発的に拡大中
netgeek 2015年12月6日
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パソコンに保存された全てのファイルの拡張子を「.vvv」にして使用不可能にするコンピューターウイルスが爆発的に広まっている。感染ルートはネット上の広告とされ、ウイルス対策ソフトでは事前に感染を防げない恐ろしいウイルスになっている。
Twitterユーザーの「柑橘.vvv(@kankitsu0)」が実際にウイルスに感染して、その症状を報告していたので見ていただきたい。
▼まず、PCに保存したファイル全ての拡張子が「.vvv」になり開けなくなる。
▼彼の場合、全104,124個のファイルが「.vvv」に書き替えられている。これはあまりにもひどい…。
▼こちらはvvvウイルスが書き替えてしまう拡張子一覧。
▼恐ろしいことに、感染すると復元ポイントが削除されるため「システムの復元」でコンピューターを以前の状態に戻すことはできない。また、書き替えられた拡張子を元の拡張子に戻しても使用不可能。
▼さらに、vvvウイルスに感染した場合、謎のテキストファイルが全ての階層に保存される。
文字が細かいため詳細は不明だが、どうやら「ファイルを復元する代わりに金銭を要求する」という内容になっているようだ。新種ではありつつも、いわゆる「身代金要求型ウイルス(ランサムウェア)」に分類されるウイルスであることが分かった。
対策については以下の報告を参考にしていただきたい。
▼彼によると、感染源はWebサイト上の広告で、ウイルスの検出は現時点ではカスペルスキーのみ対応しているとのこと。
カスペルスキーは月額599円から導入できるようになっているので、不安な方は是非とも導入を検討してほしい。現在のところ、ウイルス感染後にしか検出できないが、今後、事前に検知できるようになる可能性がある。
▼こちらは、vvvウイルスに関しての注意喚起文。こちらも参考にしていただきたい。
現在、ウイルスの報告がされているOSはWindowsのみで、FlashやJavaを最新にすれば感染しないと言われている。皆さん、vvvウイルスに感染して大切なデータを失わないように万全の対策をお願いしたい。