日本を自画自賛する本が増えすぎている衝撃。日本はこのまま中国や韓国になってしまうのか
netgeek 2015年10月18日
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こちらは驚くべき本屋の様子。タイトルをざっと見てほしい。
▼外国人が日本を褒める本がずらっと並べられている。これは異常ではないだろうか。
外国人が自ら書いて出版しているのならまだしも、これらの本の多くは日本人が外国人に執筆を依頼して書かせたものだ。つまり、自画自賛しているだけでとても不健全な状態といえよう。
最近のテレビ番組も外国人を使って日本を持ち上げるタイプの内容が増えている。
愛国心を持つことは大変素晴らしいのだが、こんな曲がったことをしている今の日本は外国からどのように見られているのだろうか…。恥ずかしい気持ちでいっぱいだ。テレビ局は結論ありきで偏向して番組づくりを行っていると言わざるをえない。
そういえばメディアは昔から、流行のものをこぞって取り上げる傾向にあった。
▼一昔前は血液型関連の本ばかりが本屋に並んでいた。そしてテレビ番組も血液型の話題ばかりだった。
一部の賢い層を除いて日本人は流行に流されやすいので愛国心を煽る本は多少なりとも悪影響を与えてしまうのではないだろうか。戦前の日本政府による洗脳教育のようで恐ろしい。
行き過ぎた愛国心は良くない。
▼現在、本屋では愛国本と同じくらい嫌韓本や嫌中本が並んでいる。これは愛国心が強くなりすぎた反動といえるのではないか。
こういった本が増えたのは、韓国や中国の過激な反日運動に日本が長年、弱腰だったことへの反発の現れだろう。こうして同じやり方で仕返しするのは、日本が中国や韓国と同じになってしまうも同然だ。
▼東大教授のロバート・キャンベル氏は「NEWSポストセブン」のインタビューで次のように語っていた。
白雪姫に出てくる王妃のように、自分が世界で一番綺麗だと言ってくれる鏡ばかりをありがたがるのは、自分のことを醜いと言う鏡は気に食わないという思いと紙一重なんですね。
日本人は愛国本という自分のことを褒める鏡ばかりを見ていてはいけない。そして日本のマスメディアは今一度その社会的な存在意義を見つめなおし、ジャーナリズムを取り戻す必要がある。
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