【悲報】Facebookが画像データを解析して撮影者を特定する技術を開発中
netgeek 2015年9月29日
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マーク・ザッカーバーグ率いるFacebook社が画像に残されたデータを解析して撮影者(どのカメラで撮影されたものか)を特定する技術を開発中ということが判明した。
参考:Facebook developing way to fingerprint the camera you used to take a photo
開発が明らかになったのは、Facebookが申請した特許がきっかけだった。写真の「指紋」を調べるような新技術に世界中が驚いた。
出願された特許によると、デジカメやスマホで撮影した写真には、レンズの傷、ピクセルの誤差、色あせ、などの撮影したカメラ特有の情報、人間で言うと一人ひとり違う指紋のようなものが残っている。正確性は指紋ほどではないが、さらに位置情報やファイル名、顔認識などの情報を組み合わせると、撮影者を特定することが可能になるとのこと。
Facebookはこの技術をアカウントの管理に使う予定だ。
Facebookは実名登録制で、偽名、成りすまし、複数アカウントなどを禁止してきた。今回の技術でFacebookはこれらを発見することができるとしている。また、Facebookはユーザー同士の結びつけ強化に利用したい考えを持っており、例えばあるユーザーが他のユーザーと同じ写真をアップしていたら、「今後、繋がりが生まれる可能性がある」とシステムが判断して、そのユーザー同士を紹介するということが起こる。
優れた技術に見えるが、プライバシーの侵害に当たる可能性もある。
周りには隠しているのに「実は恋人だった」「なりすましのアカウントだった」などと判明してしまう恐れがある。悪用しようと思えば、ネット上で拾った写真をFacebookにアップして、誰が撮影したのか調べるということも可能なわけだ。
Facebookは流石にそのあたりはしっかり対策してリリースするだろうが、我々自身も自分の撮影した写真が悪用されないようしっかりと対策を考えておきたい。