ここ十数年で覆された11の科学的定説。地球温暖化は二酸化炭素のせいではない!
netgeek 2015年9月1日
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(1)乳酸は疲労物質→ガセ
もともと、運動などによって溜まる乳酸は老廃物として代謝の異常を起こし、疲れを感じさせると考えられていた。その後、運動中の乳酸は糖を経て運動エネルギーに変わることが分かり、定説は覆る。ちなみに、運動などによって溜まる乳酸と乳酸菌飲料の摂取によって生成される乳酸は同じ呼び方ながら働きも性質も別だ。
(2)マーガリンは健康に良い→悪い
植物性脂肪から作られるマーガリンは、動物性脂肪から作られるバターよりも健康に良いと思われていた。しかし、マーガリンに使われているトランス脂肪酸は心臓疾患や現代病の原因になる可能性が指摘され始め、定説は覆った。
(3)ティラノサウルスは褐色の肌だった→羽毛モフモフだった。
▼ティラノサウルスの一般的なイメージはこんな感じだが…
▼最近の学説から推定されるティラノサウルスのイメージはこちら。なんだこのモフモフは!!!!
ティラノサウルスの原始的な種に羽毛痕跡が見つかっており、近年では羽毛が生えていたという説が有力になってきた。ただ一方で羽毛説を否定する学者もいるのではっきりとしたことは未だ不明。
(4)甘みを感じるのは舌の先端部分→全体。
舌は異なる部位で異なる味覚を感じると考えられていた。しかし、実際には味蕾(みらい)と呼ばれる味覚を感じる器官は全ての味覚を感じることができることが分かっており、定説は覆る。ただし、部位によって各味覚の刺激の強度は変わってくるとのこと。
(5)冥王星は惑星→惑星ではない
冥王星は他の8つの惑星と性質が違っていると考えられるようになり、2006年の国際天文学連合の総会によって、「準惑星」というカテゴリに分類された。それまでは、明確な「惑星」の定義がなされていなかったのが原因。それゆえ惑星の覚え方は「水金地火木土天冥海」ではなく、「水金地火木土天海」が正しい。
(6)宇宙の年齢は137億年→138億年。
2013年に欧州宇宙機関は「宇宙の誕生はこれまでの通説より1億年古い138億年前である」と発表しており、定説は覆る。ちなみに、地球誕生は46億年前。
(7)うさぎ飛びは体を鍛える→ケガするだけ
これは、ご存知の方も多いのではないだろうか。膝に危険な力が加わり、関節や筋肉を傷めてスポーツ障害を起こす恐れがあるので、うさぎ飛びはしてはいけない。
(8)二酸化炭素で地球温暖化が起きている→無関係
地球温暖化問題が注目され始めた元となる国連の報告書は間違いだらけだったということが近年分かった(気候研究ユニット・メール流出事件)。さらに、二酸化炭素は地球温暖化とは関係ないと断言する学説までも登場。二酸化炭素は排出権取引などでビジネスに利用されたという声も聞かれる。
[参考動画]地球温暖化の原因はCO2ではない
(9)A型は几帳面、O型はおおざっぱ→無関係
「ABOの血液型で性格が決まる」というのは、もちろんエセ科学。科学的な根拠が認められず、統計的に有意な差も認められない日本独自の文化だ。血液型でその日の運勢を占うこともあるが、考えてみてほしい。日本人の4割がA型で単純計算すると4800万人がA型ということになる。ある日、4800万人が一気に運が悪くなったり良くなったりすることなんてありえないのだ。
(10)猫はペットボトルを嫌う→全然気にしない
ペットボトルに水を入れて置いておくと猫が怖がって近づかないという話はもちろん嘘だ。猫もバカではないので危険がないとすぐに学習する。水の入ったペットボトルがレンズの役割をして発火したという事例もあるのでデメリットの方が大きい。
(11)マイナスイオンは効果あり→なし
マイナスイオンは、イオン化した大気分子の陰イオンを表す造語だ。ただ、マイナスイオンが何かを具体的に特定できる状況になく、あくまでエセ科学だと見なされている。
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以上、今や教科書に載っていた常識もたくさんガセが含まれていたことが分かった。皆さんは間違って覚えていたものはなかっただろうか。
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