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オリンピック委員会「実は佐野研二郎のロゴは元は違う形で委員会で修正した。だからパクリではないです」←速攻で矛盾がバレて泥沼へ

netgeek 2015年8月26日
 

世界中から訴訟を起こされて絶体絶命のデザイナー佐野研二郎氏。オリンピック委員会はなぜか佐野氏の肩をもって戦う姿勢をみせており、ここにきて新事実を明かした。

朝日新聞は8/26、エンブレム審査委員の永井一正さん(86)にインタビューを行い、「佐野研二郎が当初出した案はベルギーのリエージュ劇場のロゴとは似ていないものだった」という言質を得た。

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「元のイメージを崩さない範囲でパーツを一部動かすなど、組織委の依頼で何度か微修正された」とした上で、「最初の案は(類似性が指摘されている)ベルギーの劇場ロゴとは似ていなかった。盗作ではない」と話した。

http://www.asahi.com/articles/ASH8T5VXCH8TPLZU005.html

しかし、この主張にはいくつか疑問が残る。なぜコンペで応募されたものに手を加えたのか、なぜ原案をみせないのか。今後の訴訟を意識してのメディア露出だと思われるが、都合のいい発言しかしていない。

それもそのはず、インタビューに応じた永井一正さんは佐野研二郎派の人間なのだ。

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なにを隠そう、永井一正さんは佐野研二郎が教鞭をとる多摩美術大学の教授仲間、永井一史の父親で、また佐野研二郎氏の兄(経済産業省)とも関係がある人物。

デザイン業界では以前から「オリンピックエンブレムのコンペは資格者が不自然に限定されており、応募したくてもできない人が多かった。初めから当選者が決まっていた出来レースなのではないか」という指摘もなされていた。身内同士で仕事を融通し合っていたという疑惑も浮上しているというわけだ。

そしてここが最大の矛盾点。佐野研二郎氏は当初、「エンブレム制作にあたってはアルファベットのロゴが先に出来上がり、その中からTOKYOの「T」を選んだ」と説明していた。

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パクリ疑惑が浮上したときに「これが原案です。コンセプトが違うので真似していない」とアルファベットの作品を出してきたのだ。しかし、この中にあるTのロゴはなぜか原案のものではなく最終案のものとなっている。これは大きな矛盾点ではないか。

さらに「元は劇場ロゴとは似ていない違う形だった。パーツを動かした」という説明も、果たしてそれで本当にTの形になっていたのかと疑問に思わざるをえない。

佐野研二郎氏は発表したエンブレムを「自身のキャリアの集大成」と話していた。しかし、それが原型が崩れるほど修正されていたのでは胸を張って「自分の仕事です」とは言えないのではないだろうか。

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どうしてあんなに自信に満ちた満面の笑みでエンブレムを発表したのか理解に苦しむ。嘘を嘘で隠すから矛盾が生じる。今回は関係者が多いため、完全に口裏を合わせるのは難しい。

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