【速報】サントリーが佐野研二郎から申し出があったとしてトートバッグを取り下げ。パクリを認めた
netgeek 2015年8月13日
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サントリーが佐野研二郎デザインとして大々的に取り組んでいたトートバッグがもらえる「夏は昼からトートキャンペーン」について、公式HPで一部商品を取り下げ、発送を中止することが決まったと発表した。
「デザイナーの佐野研二郎氏から取り下げの申し出を受けました」。
発表によるとトートバッグがもらえるキャンペーンはあくまで続けるが、著作権上問題がある8つのデザインについては完全に商品取り下げとなるとのこと。商標権を確認したから大丈夫という言葉はなんだったのか。それにしてもサントリーもとんだとばっちりを受けたものだ。
取り下げとなった商品番号を照らし合わせると、やはりネット上でデザインの模倣や画像の無断使用が明らかになって炎上した商品ばかりだ。
ただNo.4のスイカについては佐野研二郎氏が問題ないと考えたのか、パクリが指摘された中では不自然に残る結果となった。
キャンペーンは8/31までだが、早くも悪評が立ち始めており、「CMを見る度に不快感を感じる」「シール集めていたけどやめた」という声も。
このキャンペーンはサントリーのオールフリー商品についてくるシールを48点分はがきに貼って応募すれば必ずトートバッグがもらえるということになっていた。サントリーとしてはせっかくオリンピックのエンブレムを制作した大物デザイナーをタイミングよく起用したのに、思わぬ失敗となったわけだ。
不可思議なのは佐野研二郎氏が何も説明をしないことだ。
エンブレムにパクリ疑惑が浮上したときは怒った表情で「アートディレクター、デザイナーとしてものをパクるということをしたことは一切ありません」と断言していた。それなのに、今回商品を取り下げるということは、もはやパクリを認めたのと同義ではないか。一体どういう事情があったのか、何があったのか。せめて説明責任くらいは果たしてほしい。