セイコーが大昔にAppleWatchの開発に成功していたことが判明!
netgeek 2015年3月31日
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AppleWatch発売が間近に迫り注目を集める中、時計メーカーのセイコーがずいぶん前にAppleWatchに似た商品を発売していたことが分かった。
「あづま なお@AYAKUMO」さんは3/10、セイコーのウェアラブルPC「Ruputer(ラピュータ)」の写真をアップした。今から見ればこれは完全にAppleWatchと同じコンセプトだ!
これが17年前に発売されていたとは驚き。偶然にも楽天のマークに見えるロゴが使われたRuputerでは、「ウェアラブルPC」という切り口でアプリケーションを自由にインストールすることができる。時計はもちろん、スケジュール、アドレス帳、メモ帳などの機能はプリインストールされており、けっこうな充実っぷり。
さらにこれを見た別のTwitterユーザーは30年以上前、セイコーがまだ「株式会社服部セイコー」を名乗っていた時期にも同じような商品を発売していたと画像をアップした。
こちらは「腕コン」という商品で「リストコンピュータシステム」という肩書がつけられている。情報入力は無線でできるすごいガジェットだ。これに対してTwitterでは「セイコーは先見性がありすぎたんだ」、「これ持ってた」、「バッテリー持ちよさそう」、「時代の先を行き過ぎたか」などというリプライが寄せられた。
もしかするとスティーブ・ジョブズはSEIKOの真似をしてAppleWatchの発想を得たのではないだろうか。
ジョブズは過去には、IBMの研究所で見た試作機から「マウスで操作するMac」をつくり、WALKMANのアイデアからiPodをつくった。さらにジョブズ自身も「我々は臆することなくアイデアを盗んできた」と語っており、イノベーションの源泉が先進的な他社製品であることを認めている。
さて、確かな先見性があったセイコーはなぜAppleになれなかったのか。
AppleWatchが普及すれば普通の腕時計を発売しているだけのセイコーは一気にシェアを奪われることになる。もはや詰んだ状態になりつつあるのではないか。なぜこんなことになってしまったんだ…。