回転寿司チェーン「くら寿司」がラーメン・コーヒー専門店になる可能性が浮上
netgeek 2015年3月17日
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回転寿司チェーン「くら寿司」を運営するくらコーポレーションの純利益が前年の40%増と絶好調だ。その理由を調べてみたところ、なんと寿司とは全く関係のないラーメンとコーヒーが業績に大きく貢献していることが分かった。
ビッくらポン!や豊富な寿司ネタで有名な回転寿司チェーンの大手「くら寿司」の業績は新商品の連発ヒットで上々。
同じ飲食店では、すき家を経営するゼンショーやマクドナルドが大赤字を出すなど、業界全体の風向きは決してよくないのに、なぜくら寿司だけが好調なのか?
その立役者の1つがこの「ラーメン」!!!…って寿司屋でラーメンってどういうことなんだ!?
2012年11月にサイドメニューとして販売され、一躍ヒット商品となったこのラーメン。売上を急増させる大ヒット商品になった裏には巧みなマーケティング戦略が隠されていた。
人気の理由はなんといっても「一杯360円」という破格の安さ。これに加えて、4種類の個性豊かな味から選べるという飽きさせない工夫も施されている。
ファミリー層がメインターゲットである「くら寿司」が寿司に加えてラーメンも取り揃えたとなれば、家族で行くワクワク感は半端ない。さらに家庭に優しい値段設定もリピーターを生む秘訣になっているというわけだ。
さて、このラーメン、なんと1000万食を突破するほどの人気っぷりで、単純計算で3億6千万もの売上を叩きだしたということになる。これは凄すぎる!!!
値段や種類だけでなく味も大好評なこの商品。ここまで人気と聞けばつい足を運んでみたくなってしまう…。全種類食べてみたい。
さらに、くら寿司が好調の要因はラーメンだけではない。もう1つの立役者はこちら「プレミアムコーヒー」だ!!!ってえええええええええっっっっっ!?寿司店がコーヒー!?
こちらのコーヒーは豆の選定にこだわり、注文を受けてから豆を挽く徹底ぶり。その上質な味と、意外と和食後に合うという理由からラーメン同様、人気商品にまで昇り詰めた。これは普通の企業はしない挑戦だ。
ということで、今のくら寿司は寿司以外で成り立っていると言っても過言ではなく、寿司がなくなる日も近いのかもしれない。
長らく「くら寿司」に行っていないという方、ラーメンを食べて食後のコーヒーを飲むために立ち寄ってみてはいかがだろうか。今のくら寿司は昔とは全く違うぞ。