ジャパネットたかた、高級食材の定期便（8,980円）で孫に会える権利を売る。マーケティングのお手本だ
netgeek 2022年12月28日ジャパネットたかたのグルメ定期便というサービスが孫に会える権利を売っているとTwitterで盛り上がっている。
月8,980円で高級食材が届くサブスクライブなのだが、注目すべきは見せ方。
ページを眺めていくと美味しそうな写真がずらりと並び、肉や海鮮などの魅力を伝えつつ、いかにお得かをアピールされる。
そしてグルメ定期便の内容が一通り分かった頃、ページ中央から少し下にスクロールしたところで最後のひと押しが出てくる。
岐阜県在住の宮川様からの声として動画で体験談を紹介しているのだ。ここでジャパネットたかたが投げかけた質問は「グルメ定期便が届くようになって何が変わりましたか？」
これに対し、まず映像として映し出されるのは赤ちゃんを交えて楽しそうに食事する家族の風景。娘が赤ちゃんを連れて実家に来たという雰囲気だ。
娘「毎月、母から今月はこれだよみたいな連絡が前もって来るんでこっち（定期便）がメイン（笑）」
母「やっぱりそうかなって思ってたんですよ（笑）」
娘「今日もすき焼き頂いて満足です」
百日祝いに鰻を食べたことについては…。
娘「息子にとって一生の記念になったので。本人も喜んでました」
母「定期便をとり始めて生活が彩られているなと感じています」
要するにジャパネットたかたは高級食材と同時に孫に会える権利を売っているのだ。販売ページではそのことがしっかりとアピールされ、まさにターゲット層のニーズを満たすことが伝えられている。事前にターゲット層を設定し、リアルな生活が頭の中で思い描けているからこそこのような見せ方ができるのだろう。
普通だったら「高級食材が届く」というサービス内容を伝えて終わりなのに「もし購入したら生活がどう変わるのか」まで伝えた。これはマーケティングの勉強になる。
ネット上の声
・ジャパネットたかたのマーケティング力すごい
・老人の長話を聞く電話サポート（フリーダイヤル）もついている
・月額8,980円で孫のサブスクを始めたりして
・ドリルの穴だね
・予定が合わないのを想定してスキップ可能にしているのも策士
・情報弱者を食い物にしている
・↑みんな喜ぶからええやん
・前の社長は「孫を撮ろう」と言ってデジカメを売っていた
・孫に会え、お金を気にせず高級品が食べられ、楽しく食べられるwin-win-winの構図
・美容ドリンクが「 同窓会に、娘の結婚式に自信がつく！」と言っていた
・車のCMも最近は性能ではなく、家族や友人と楽しく過ごしている様子を見せている
・そうか！ジャパネットたかたが孫を売ればいいのでは！
・新興宗教だ
・金を直接渡してあげなよ
・8,980円ちょーだい