【速報】ライフハッカーのスタッフが「STOPシェアリングバイラルメディア」Tシャツを作って配布していたことが判明！いいぞもっとやれ！！
netgeek 2014年8月31日|
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バイラルメディアにムカついていた？
もしかするとライフハッカーのスタッフはゴミ記事しか提供しないのに急速に勢力を拡大するバイラルメディアが大嫌いなのかもしれない。もともとライフハッカーといえば、アメリカにてGawker Media社により運営されていた「Lifehacker」が起源となり、日本版「ライフハッカー」は2008年に誕生したもの。株式会社インフォバーンを母体に持つ株式会社メディアジーン（資本金1500万円）が運営しており、翻訳記事やオリジナル記事といった作成に時間のかかる記事を長年提供しているサイトだ。
それゆえ、コンテンツを丸パクリし他人の褌で相撲を取るバイラルメディアをよく思っていなかったのだろう。きっと記事をパクられたこともあるはず。さて、netgeek編集部はこんなツイートを見つけてしまった。
Stop sharing viral media! バイラルメディアのシェアやめよーぜ！ って、ライフハッカーの長谷川さん @hasex のつくったUTが届いたので、さっそく着て嶋さんゼミに向かう。今日のゲストは津田大介さんワクワク pic.twitter.com/ewEiWmRizc
— 塩谷舞（しおたん） (@ciotan) 2014, 8月 30
なんだこれは！！少し文字が隠れているが、おそらく「stop sharing Viral Media」と書かれているのだろう。
ツイート主は1988年千里生まれ、京都市立芸術大学出身のWebディレクター兼エディターの女性。そしてこのTシャツを作成した@hasexという方のプロフィールを見ると「日本大学芸術学部文芸学科卒でライフハッカー編集部員、ライター」とのこと。あまりにもバイラルメディアにムカつきすぎてこのようなシャツを制作してしまったのだろうか。
netgeek編集部も欲しい
肩書としてバイラルメディアを名乗っているnetgeekも実は低品質な記事を連発するバイラルメディア群にうんざりしている。日本でもごく一部のバイラルメディアはちゃんと面白い記事を提供しようと頑張って編集していることが伺えるのだが、大多数は盗用してきたコンテンツを何の工夫もなくそのままコピペしているだけ。
例えば画像が集まったリスト記事なら海外バイラルメディアが独自の切り口でキュレーションしたものをそのまま転用しているだけで、動画ならまるで自分が見つけたかのようにYOUTUBEを埋め込んでいる。国内のニュースならば、どこかのニュースサイトが配信した記事をリライトして文章量も内容もかなり品質の下がった超劣化版記事を投稿しているだけにすぎない。
しかし、厄介なことにそのようなクソバイラルメディアに限って悪質な手法あるいは大量の広告を出すことでFacebook・Twitterのフォロワーを増やしており、その結果生まれたのが「パクリなゴミ記事でも拡散されてしまう」という悲しい現実。これがGoogle検索であれば、すごく賢いのでオリジナル記事を優先し、盗用ばかりしているサイトは圏外に飛ばされるのだが、ソーシャルではまだそこまで見抜くことができるようになっていない。
ちなみにnetgeekは、他のバイラルメディアが赤字覚悟で多額のFacebook広告を出し、ページへの「いいね」を増やそうとしているのとは違い、今まで一度も広告を出していない。もはやPV（ページビュー）なんてどうでもよく、本当に好きな人にのみ見て欲しいと思っているからだ。そのような理念あるサイト運営とは違い、面白いコンテンツを提供することよりも金儲けを優先する業者達が参入してきてから日本のバイラルメディアは腐り始めた。
netgeekは悔しい。海外のバイラルメディアはもっと一つ一つの記事に時間のかかった高品質でとても面白いキュレーションを提供しており、バイラルメディアの評判も高いのに。このままではスカスカおせち騒動に端を発したグルーポン問題と同じように業界全体に悪いイメージがついてしまい、日本ではバイラルメディアが普及しないままガラパゴスになってしまう。いや、こうなったらもはやそうなってしまったほうがいいのかもしれない。バイラルメディアなんて全くシェアされなくなり、儲からなくなって業者が撤退すればいい。それでも生き残るのは本当に面白いコンテンツを愛している管理人がいるサイトのみ。
netgeekは「Stop Sharing Viral Media」に大いに賛成する。