2ちゃんねるまとめブログへの広告掲載を防いでブランドイメージを守る「BrandSafe はてな」がリリース
netgeek 2014年8月21日
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はてなブックマークと連携したフィルター機能
「BrandSafe はてな」では、現在はてなブックマークで使われているアルゴリズムを応用して不適切なサイトへの広告出稿を事前に止めることができるようになっている。すでに株式会社フリークアウトの広告配信システム「FreakOut」に搭載され、 「BrandSafe はてな for FreakOut」として稼働している。
BrandSafe はてなは、はてなブックマークで使用しているエンジンを基に独自開発したサイト判定アルゴリズムを用いて、不適切なサイトへの広告出稿をコ ントロールするアドベリフィケーション機能です。
ユーザーの投稿データ(はてなブックマークのタグやコメント、はてなキー ワードなど)も考慮するため、日本特有のネットスラング(隠語)などにも対 応し、「違法ダウンロード」などの違法サイトだけでなく、 「2chまとめ」などの基準でも、リアルタイムかつ高精度に広告配信先サイトを 判定します。
http://hatenacorp.jp/press/release/entry/2014/08/19/150450
ブランドイメージを守るために、違法サイトだけでなく2ちゃんねるまとめブログにも出稿しないように設定できるのが新しいところ。ネットスラングにも対応しているとのことでかなり心強いではないか。
▼BrandSafe はてなとFreakOut DSPによるブランド保護の仕組み
図を見ると警視庁とIHC(インターネット・ホットラインセンター)も含まれており、これにはてなが加わればかなりのフィルター機能が期待できそう。
広告収入が減るまとめブログ管理人
かねてより、「まとめブログには広告を配信したくない」という企業が多かったのだが、広告配信側でまとめブログだけはじくのは技術的に難しかった。しかし、これでついにブランドイメージを壊さないで広告を出稿できるようになった。
これから各社がこぞって2ちゃんねるまとめブログへの広告を停止すれば、もはや2ちゃんねるまとめは儲からない商売となり、乱立するまとめブログの数が激減するかもしれない。まとめブログ界ではここ数年で、転載禁止、検索ペナルティ、amazonのアフィリエイト料率引き下げなどといった大事件が立て続けに起きている。今回の発表もまとめブログ管理人には向かい風となりそうだ。