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パンダ柄の猫は箱の中で見つけられた

netgeek 2021年5月15日
 

数週間前、パンダのような模様がある子猫が2匹の兄弟とともにスペインに拠点を置くADAC Cerdanyolaに運ばれてきた。

白と黒でパンダのような模様だ。

生後2〜3週間とみられ、箱の中で見つかったときは悲惨な状態であったため、緊急処理が必要だった。

子猫の担当であるオルガさんは当時の状況について語る。

「箱は濡れており、汚かったです。発見されるまでにどれほどの間、中にいたのかわかりません」

残念ながら2匹は天国に行ってしまい、パンダ柄の猫「マリー」だけが生き残った。

元気を取り戻したマリーは強く愛情を求めるようになった。毎食後に人間と遊ぶことを求め、抱きしめられる度に満足そうにしていた。顔は白と黒で腕は長袖を着ているのが特徴。

自分の足で力強く歩けるようになった頃にスタッフはマリーには友達が必要だと思い始めた。ベビーサークルを歩き回るマリーは一緒に遊ぶ友達を探しているようだった。

その頃、オルガさんは親のいないトラ猫「カズミ」に哺乳瓶でご飯を与えており、同じく仲間を必要としている猫「キアラ」を家に連れ帰ったところだった。2匹がマリーの寂しさを埋めてくれるかもしれないという考えが頭に思い浮かぶ。

一週間してからマリーはすっかり健康になり、キアラに会った。2匹はすぐに仲良くなり遊び回っていた。まるで兄弟のようだった。

「兄弟がいなくなってからキアラが来るまで本当に悲しかったようです。しばらくしてからカズミも仲間に加わったのでマリーには2匹の姉妹ができました」

マリーはお気に入りの毛布をカズミと共有して眠りについた。

キアラとカズミが走り回っている間、マリーはベッドでのんびりとしていることが多い。おっとりした性格なのだろう。

マリーはこれでもう一人ぼっちになることはないと理解しており、安心している。

「マリーは私がこれまで育てた猫の中で最も穏やかな性格です」

「マリーは仰向けになって他の子猫に寄り添うのが好きみたいです。大体の場合、柔らかい毛布にくるまれて寝ています。乱暴な猫とは違い、むしろ人間の腕の中から他の猫が遊んでいるのを眺めたい子です」

 



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