斜視の子猫は野良猫を卒業したい
netgeek 2021年5月6日愛くるしい斜視の子猫ビグローは毎日、カナダ・モントリオールの街中を彷徨う生活を送っていた。
生まれつき斜視のようだ。
もしかするとそれまで何人かの親切な人が他の野良猫と共に家に連れ帰ったのかもしれないが、ビグローは特別なケアを必要としており、最終的に避難所に入れられることになった。ビグローは元気いっぱいで、誰かが前を通ると懸命に注意を引こうとした。
地域で動物レスキューをしているシャンタルはシャトンズオルフェリンズモントリオールに連絡をした。
「すぐにビグローを連れていきました。これまでシャトンズオルフェリンズモントリオールはほぼすべての猫を救助し、里親を見つけてきたのです」
新たに担当者となったセリーヌは斜視の状態について動物クリニックで医者に診てもらうことにした。ビグローは自分のほうを見ており、挨拶するかのように体を擦り付け始めた。
交差している目線で辺りを見渡し、人間に対して鳴き声をあげる。
「愛くるしくフレンドリーです」
医療チェックが終わってからは養育ボランティアのマリー・ラインさんとルーシーさんが家で世話をすることになった。
「すぐに家庭環境に慣れ、ベッドとソファーを自分のものだと主張するようになりました」
ビグローは好奇心旺盛で性格は犬のよう。
「人間に愛情深くしがみついています。クローゼットを開けるとすぐに入り込んで検査します。寝室のドアは開けっ放しにしておいてほしいらしく、閉めると鳴き声を聞くことになるでしょう」
ビグローは初日から人間を追いかけ回し、家で起きていることすべてを知りたがった。
「斜視のために少し不器用ですが、他の猫と同じように走ったり、登ったりすることができます。ビグローは好奇心旺盛でパワフルな性格をしており、歌い手でもあります」
新たに里親になる家族にはハーネスを勧めるつもりだ。こうして公園を散歩することでエネルギーを発散し、気分転換することができる。
「ビグローは公園に行くのが大好きです。子犬のようです。夜は毎晩、人間の近くで眠り、朝はキスしてくれます。よく喉をゴロゴロ鳴らしています」
ビグローの里親になる人物はきっと幸せになるだろう。