子猫のベティはラブラドール犬を信頼した
netgeek 2021年1月13日ベティという名前のシャム猫は保護されてから強い警戒心を持ち、人間のことを信用しなかった。
どう対処したものか…。
ベティは捨て猫として生きていたところを保護され、カリフォルニア・サンパウロにある動物保護団体Jelly’s Placeに連れてこられた。
ボランティアスタッフであるKendal Benkenさんは語る。
「親切な人がJelly’s Placeに連れてきたようです。元々、子猫たちの集団で暮らしていたのではないでしょうか」
ベティは怯えており、人間に体を触らせようとしなかった。ところラブラドール系ミックスのトルビーと出会ったことで人生が大きく変わる。
「最初はシャーと威嚇して鳴いていたので触れませんでした。オスかメスかも分かりません。生後5週間ほどで、これまで人間との交流はなかったのでしょう」
Kendal Benkenさんはベティの体にタオルを投げかけ、包み込むことで家に連れて帰った。
人間に慣れていない猫を家に慣れさせるコツは隠れさせないことだという。中心にケージを置いたところ、2匹の犬が興味を示して寄ってきた。
ベティは全く犬に興味がないようだったが、ゴールデンミックスのトルビーはベティのことが気に入ったようだった。側で横になる様子は非常に微笑ましい。
「トルビーは猫が好きなんです。前世が母猫だったのでしょう。私がベティを抱っこするといつも頭を舐めて毛づくろいしてあげるんです」
数週間するとベティは殻から出てトルビーのことを受け入れるようになった。本当は甘えん坊な子猫だったようだ。人間のことも信頼するようになり、里親探しの段階に移行した。
運良く家にフレンドリーな犬がいたうえにKendal Benkenさんの対処の仕方もよかったということなのだろう。
一度は厳しい環境に置かれた猫はこうして幸せへと歩みを進めた。