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森林火災を生き抜いたピグミーポッサムが見つかる

netgeek 2020年12月9日
 

新型コロナウイルス関連の暗いニュースが続く中で久しぶりに明るいニュースをお伝えしたい。

ちゃんと生き抜いて繁殖しているようだ。

オーストラリアの保護団体Kangaroo Island Land for Wildlifeがピグミーポッサムを発見した。これは2019年から2020年にかけてオーストラリアで起きた大規模な森林火災以来、目撃されていなかった種だ。

火災はカンガルーの住処をおおよそ半分焼き尽くし、繊細な生き物はこの世から消えてしまったと思われていた。辺りが焼け野原になった悲惨な光景を目の当たりにすればそう考えるほうが自然だろう。ところが、そこに一筋の光が見えた。

パット・ホジェンズさんは語る。

「カンガルーが住む森林にピグミーポッサムがいることは火災以前より知られていました。火災が起きてからはこれが初めての目撃となります」

ピグミーポッサムは体が小さいので見つけるのが容易ではない。

「森林では113もの種が生息しているのが公式記録に載っていました。炎があらゆる種を焼いてしまったと思っていたのですが、今回の発見は確かな希望です」

もしかするとまだ目撃されていないだけで他の多くの種も生き延びた者がおり、再び繁殖しつつあるかもしれない。すでに行われた再調査ではワラビーやチャイロコミミバンディクート、ヒキガエルなどの生息が確認された。

「厳しい時間を耐え抜いた生物を保護するために我々はできる限りのことをやります」



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