嵐の日に助けられた猫は家まで連れて行ってほしいと甘えた
netgeek 2020年8月25日
|
2020年のはじめ、メリーランド州ミラーズビルにあるAnne Arundel County Animal Care and Control(AACAC)は1匹の猫が嵐の中で困っていると連絡を受けた。
やけに痩せている。
猫は洪水で水浸しになっており、何とか保護してシェルターに運ぶことができた。推定2歳のその猫にはスウィート・キャロラインという名前がつけられた。脱水症状にあり、体は骨と皮だけという状態なのに精神面は元気だった。
AACACのスタッフ「シェルターに来てからは6週間に渡り、体重を増やす努力を続けました」
屋根がある室内は快適で今までない贅沢な暮らしを謳歌しているようだった。
育ての親「私が部屋を出ようとすると肉球を当ててきてまた座るまで優しくさすってくるのです」
愛情あるケアのおかげでキャロラインは健康を取り戻した。育ての親が言うには他のどの猫よりもすぐに懐いたとのこと。
AACACのスタッフ「4.8ポンドから8.2ポンドにまで増えました」
こうして里親探しの段階に移った。ある男性はソーシャルメディアで可愛いキャロラインのことを知り、心を打たれた。すぐにシェルターに連絡し面会の予約を入れる。
AACACのスタッフ「以前飼っていた猫が天国に行ってから家が静かすぎるのだと話していました」
面会室では相性が良いかがチェックされた。スタッフたちが見守る中、キャロラインは男性のほうに真っ直ぐ歩いていき甘え始めた。
抱っこしてほしいと要求するかのように肉球を足に押し付ける。喉をゴロゴロ鳴らしながら最高の時間を過ごした。
「相性が良いのは一目瞭然でした」
キャロラインは家まで連れ帰ってほしいと甘えているように見える。
その場で男性が書類を記入して永遠の家族になることが決まった。野良猫として辛い人生を送ってきたキャロラインはこうして安全で快適な家で優しい主人と新たな人生の一章を始めることとなった。