ニワトリ「ここで働かせてください」 自動車工場に勤務するアールの話
netgeek 2020年8月14日
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ニワトリが自動車工場で働けないという考えは既存の常識に囚われすぎている。アール(伯爵)という名前のニワトリは限界などないということを教えてくれた。
突然現れた。
2018年の夏、ノースカロライナ州にある自動車工場に飼い主がいないと思われるニワトリが突然現れ、長い時間を自動車工場で過ごした。従業員たちはニワトリがすぐに別の場所に行くだろうと考えていたが、休みが終わって職場に戻るとまだいる。どうやらここが気に入ったみたいだった。
しばらくするとニワトリは夜は近くにある木で寝ているということが分かった。ただ、天気が悪い日はガレージの中に入ってきて夜を過ごしているようだ。
アールは毎朝、出勤する従業員に走っていき歓迎する。それから朝ごはんの虫を求めて道具箱やベンチの下を探索する。
正確には働いているわけではなくぶらぶら歩いているだけなのだが、細かいところには目をつぶってほしい。福利厚生のために癒やし担当として出勤しているという見方もできる。
日中は従業員の側にいて作業を見るのが好きだ。
「昼寝もします。大きな音や通り過ぎる人は気にしていないようです。たまにドアの前で居眠りしていてワープさせることもあります」
もしかすると以前人に飼われていたニワトリなのだろうか。やけに人懐っこい。
「街ではすでに有名です。車を受け取るついでに家族連れで見に来る人もいます」