オスだけ鮮やかな赤色に変身するベニスズメ
netgeek 2020年5月6日
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自然が生み出した芸術は美しい。どこからともなく綺麗な鳴き声を聞かせてくれる鳥は見た目もまた洗練されていることが多い。
イチゴのような赤色のベニスズメ。
主にアジアで見られるベニスズメはスズメほどの大きさながら繁殖期のオスはとても鮮やかな赤色をしているのが特徴。
※同名の蛾もいる
自然界の中で赤色はとても目立つ。これだけ派手だとすぐに大型の鳥に狙われそうだが、逃げるのはうまいようだ。
メスは白と灰色の体に白い点が散在している。ペアで見ると可愛さに相乗効果が生まれるかのようだ。
赤いインナーに黒いジャケットを着ているファッション。すごくおしゃれだ。
実はオスも繁殖期以外はメスと同じ見た目に近づく。普段は目立たない見た目をしておいて、いざというときだけ着飾るというのはなんとも面白い。
繁殖期が終わると鮮やかな赤色は徐々に黒ずんでいく。一体どのようなメカニズムなのだろうか。
白い斑点の意味も気になる。単なる模様なのか、それとも位置や数に意味があるのか…。
ベニスズメは日本でも東京や大阪で見ることができ、飼い鳥が逃げて野生化したものと考えられている。